* 陽だまりのとなり。* (ページ5)

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ホームルーム* ページ5

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

この音が鳴ると、クラスのみんなは自分の席に座り始める。

しばらくして

横山｢おはよーさん。｣

先生の登場です。
色白のバスケ部顧問。理科担当。
横山裕先生。
とにかく...白い。
白すぎて、オバケなんて呼ばれてる。
その度に｢オバケちゃうわっ!!｣って言うのがお決まり。

横山｢欠席は...おらへんな。えーと、特に何もないんやけど...あぁ！今日の理科、実験しようと思ってるから準備持って理科室来てな。はい、朝礼終わりー。｣

そう言って、先生は教室から出ていった。

先生がいなくなった途端騒がしくなる教室。

A｢なぁ、1時間目なんやっけー｣

安田｢いい加減覚えなーよ...1時間目は現代文ですぅー。信ちゃん来るでー。｣

A｢...あぁ、寝る時間か。｣

安田｢ちょ、あかんで！！信ちゃんにいい加減キレられんで。｣

A｢え、だって眠いねんもん。この朝日が当たりまくるこの席で寝るな！って言う方が無謀やって。｣

安田｢俺だって、朝日めっちゃ当たるけど、俺は寝ぇへんもん。｣

でた。章大必殺の｢もん。｣この言葉でどれだけの女子がやられてきたか。このフワフワしてる男は、安田章大くん。章大は私の前の席。成績優秀で、バレー部。

安田｢逆に、あの信ちゃんのおっきい声の中よう寝れるわ...｣

A｢慣れや慣れ。｣

安田｢そこ、ドヤ顔で言うとこちゃーう。｣

ガラガラ

村上｢席つけよー｣

きりーつ、れーい

村上｢お願いしますー｣

さ、今日もがんばろ。