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大貴side
山田が俯いた。
そしてすぐ顔を上げ、何かを決心したような目で俺を見ながら話し始めた。
涼介「たまたまなんかじゃないの」
「え?どういうこと?」
涼介「知念と買い物を終えて歩いてる時、歩道橋を渡る大ちゃんの姿が見えたの。それで半ば強引に知念と別れて、大ちゃんに会いに行ったんだ」
「どうして俺に…?」
涼介「好き、だから…...大ちゃんのことが好きだから!」
耳まで真っ赤にして、そう言う山田。
ちょっと待って。
…可愛いすぎやしませんか?
「嬉しい。すっごい嬉しいよ山田…」
涼介「えっ…?」
「だって、俺も山田のこと...好きだから、!あーいったぁ!」
涼介「もう大ちゃーん、気分壊さないでよ笑」
「あ、ごめん笑」
涼介「うそうそ笑 足大丈夫なの?」
「骨にヒビいってるみたい。全治約3週間って言われちゃった…」
涼介「そっか…じゃあ俺、毎日大ちゃんに会いに行く!退院した後の身の回りの世話も俺がやるから何でも言って!」
「そんな悪いよ!山田にばっか迷惑かけらんないし…」
涼介「だーめ!迷惑かけてよ!大ちゃんは、俺の大切な人なんだから…!」
「山田…グスッ」
山田の気持ちが嬉しくて涙が出てきた。
涼介「大ちゃん泣かないで、?」
「山田と両想いなんだって思うと嬉しくなっちゃって、つい…」
涼介「もう、ほんと5歳児なんだから…」
「5歳児は余計だバカっ、」
涼介「でも、ここに泣き虫さんがいるよ?笑」
「別に泣いてねぇし」
慌てて袖で涙を拭う。
涼介「冗談だって!笑((プルルルルルル あっ、電話だ!俺、ちょっと外行ってくんね!」
「山田!」
この場を離れようとする山田の袖を掴む。
涼介「どうしたの?」
「あ、えっとその…...行かない、で?さ、寂しいから…」
涼介「大ちゃん…」
「っ、ごめん!行って…?」
困らせてどうすんだよ俺…
涼介「ううん行かない。ずっと大ちゃんのそばにいるよ」
「山田…」
涼介「どうせ、またすぐ会えるし笑」
「えっ、どういうこと?」
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maary(プロフ) - # 永瀬 結海さん» コメントありがとうございます(_ _*))ほんとですか!?そう言っていただけて嬉しいです。更新がかなり遅いので、読んでくれてる方がいるのかなと不安になりまして...(^^;; 本当にありがとうございます。 (2019年7月28日 11時) (レス) id: d76a778794 (このIDを非表示/違反報告)
# 永瀬 結海 - 私的に、この作品だいすきなので3でも続けてほしいです \(^∀^)/ (2019年7月28日 7時) (レス) id: bce38eef0d (このIDを非表示/違反報告)
maary(プロフ) - やまありラブラブさん» ただいまです!コメントありがとうございます。ちゃんとやまありになってるか不安だったんですが、そう言っていただけて本当に嬉しいです。頑張ります!良かったら、またリクエストお願いしますね。 (2019年3月10日 22時) (レス) id: d76a778794 (このIDを非表示/違反報告)
やまありラブラブ(プロフ) - おかえりなさい。maaryさんの、書くやまありが大好きです。また、お話しが読めるのを楽しみにしています。これからも、頑張って下さい。 (2019年3月10日 21時) (レス) id: 556ce3724e (このIDを非表示/違反報告)
maary(プロフ) - なると☆narutoさん» ありがとうございます!!増やしといてください!楽しみにしてます!笑 (2018年9月18日 21時) (レス) id: d793580169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maary | 作成日時:2018年9月10日 16時