逃げること ページ8
A『はぁ・・・私って本当に大胆かも・・・』
すでに私は日本行きの飛行機の中にいた。
体調が悪いからとイベントの場所から抜け出して・・・
２PMの宿舎で簡単に荷物をまとめてキャリー片手になんとか空港までたどりつき飛行機に飛び乗った。
行く当ては決まっているけど・・・
ケータイをオフにして
私の逃避行が始まった。
アイドルからも作家からも解放されて・・・
ただの一人の日本人の女に戻りたかった。
何も決まっていないけれど・・・
帰るべき場所は決まっている。
A母『・・・・あんた・・・なにやらかしてんの？』
母の心配そうな表情。
A父『まあ・・・入れ』
なにも聞かずに私をそっと迎えてくれる父。
今はそっとしておいてほしかった。
自分の部屋に戻り・・・
ベットに転がる。
この先の事はなにも決まっていない。
ただ・・・ただ・・・逃げ出したかった・・
現実から・・・
たくさんの人に支えられてきたのに
私はその期待を裏切った・・・
大切なものを見失ってしまいそうで・・・
自分が自分じゃなくなりそうで怖かった・・・
韓国に行く前の自分にもどりたかった。
メディアはしばらく何も見ないことにしてケータイも電源を切ったままでいようと思った。
最終手段できっと探し出されるとは思っていたけれど・・・
コンコン
A母『入るわよ・・・』
お母さんの心配した表情・・・
こんな年齢になってまで親に心配かけるなんて。
情けないな・・・
A『お母さん・・・私・・・ヒック・・・逃げ出してきちゃった・・・』
涙が止まらなくて母に抱き着いてしまう。
A母『なんとなくはわかったけど・・・あなたの表情で・・・』
A『私には荷が重すぎて・・・けれど・・・私を認めてくれたり期待してくれる人がたくさんいて・・・』
A母『うん・・・そっか・・・あれ・・・あんた、彼氏とも別れたの？紹介するっていってたから・・・』
A『・・・・フラれたんだよ。私・・・』
その言葉に母は私の頭を優しく撫でてくれた・・・
A母『そう・・・つらかったのね・・・もう・・・あなたの好きに生きていきなさい・・・後悔のないようにね・・・』
母は優しい笑顔で私を抱きしめて部屋を出て行った。
もう・・・いいよね？
私の好きなようにやって・・・
韓国ではきっと大変なことになってるんだろうな・・・
でも・・・私ももう限界だった・・・
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凛音(プロフ) - りんさん» りんさん あまりにも２PMが出てきてすみません。でも、SJもちょこちょこだします。ギュはこの状況をどう乗り越えるかですね。 (2016年10月19日 12時) (
レス) id: 2e70513f2b (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - そんかぎゅちゃんだから、バラードの貴公子？（≧∇≦）になる (2016年10月19日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - そんなどんなグループも色々乗り越えてきたのにSJだって、ぎゅちゃんは、いま、ヒロインちゃんの手から離れて乗り越えようとしているよね〜ヒョンたち (2016年10月19日 12時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凛音
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/non-m-h-e0128/
作成日時：2016年10月19日 9時
