SJとヌナ１つ屋根の下で〜2

不安〜KHside〜 ページ34

A・・・なんか変だ

KH『リョウギ・・・なんかA変じゃないか？』

RW『なんだか元気ないよね。いきなり大きな声出したりして。』

リョウギと話していると

波留ヌナのところにAと知らない男が一緒にくる。

しかも・・・そいつはAの肩抱いてるし。

ありえない・・僕の前で・・・

彼氏の前で・・・あ、僕が彼氏なんて言えないか。

話を聞いているとAと波留ヌナの昔からの知り合い。

同級生というやつか。

そいつが波留ヌナとAと飲みに行こうという話をしているけど

僕のほうを見ながら断っているA。

おもわずうなづいてしまう。

当たり前だよな・・・

でも・・・波留ヌナがこそっとAの耳元で何かを言うと

なんだかわからないけど行く流れになったようだ。

これから本番だっていうのに・・・

RW『キュヒョナ・・・行くよ！』

リョウギに思いっきり引っ張られて

バックステージに連れていかれる。

RW『ずっと見てんの嫌でしょ？本番前だし。Aちゃんなら大丈夫。信じてあげなよ？』

リョウギ・・・ああ、やっぱりリョウギは僕にはなくてはならない存在だ。

本番前なのにおもいっきりリョウギに抱き着く。

KH『リョウギ〜！！』

RW『苦しい〜・・・よしよし・・・』

リョウギに頭を撫でられる。

YS『おおっ。気合い入れか？俺もやっておくか』

よくわからないヒョンも一緒になって抱き着いてくる。

MG『なんだ・・・？お前ら(笑)仲のいいことはいいことだ。もうすぐステージだから。』

マネヒョンが僕の肩を叩く。

目の前には青い一面のペンライトの光・・・

まぶしい・・・

しっとりと歌うバラードばかりだから

会場は静かな雰囲気だった。

今はこのコンサートに集中しよう。

ここに僕の歌を聞きにきてくれる人たちのために・・・

３人で歌い・・・

それぞれのソロコーナーにうつる。

衣装を着替え終えると

僕のそばには・・・

Aの姿。

KH『どうしたの・・・？今、本番中。』

ちょっと冷たく言い放ってしまう。

でも、Aは表情を変えずに

A『ごめん・・・あのさ、キュヒョナ・・・ちょっと日本にいる間・・・距離をおいてもいいかな？少しだけ私に時間をくれない？』

言っている意味がわからなかった

かたまっている僕をよそに

MG『キュヒョナ！次、出番だ！急げ！』

マネヒョンにせかされて慌ててAの前を通り過ぎる。

なんだったんだ・・・いったい・・

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