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応援団の練習も本格的に始まって
より一層バタバタとする日々。
真夏はすぎたというものの
日差しに当たりながら
体育館前のスペースで
振り付けの練習をしてるものだから
汗もかくし普通に暑い。
『げ、ぬっる…！』
休憩中に聞こえてきたのは
同じ団の男の先輩の声。
外で練習しているせいか
皆の飲み物が
どんどん温くなってるようだった。
もちろん、私のも。
振り付けや、構成の指示は
ソクジン先輩を含む２、３年生の役目で
1年は何かあった時のサポートなんだけど…
まぁつまりほとんどやることがない。
一応、今の団の中では1年代表に
なってるものだから何も手伝えてないのが
私の中でどこか引っかかっていた。
きゅっ、と体育館外にある
水道の蛇口をひねって
バケツに冷たい水を入れていく。
何かできることないかなって考えた時に
簡易的なクーラーボックスを作ろうと
思い立って体育祭運営担当の先生から
バケツを２〜３個借りてきたというわけだ。
ジャーっと水が溜まっていくのを
見てて、ふと思い出すのは
ソクジン先輩のことで。
あの屋上での一件以来、
すっかりソクジン先輩を意識する
ようになってしまっていた。
会ってない日も頭に浮かぶし
応援団で集まってる時は
どうやって自分が話してたか
わからなくなるし…。
できるだけ練習に迷惑をかけたくないから
平常心でいようと必死にすごしてるけど
ソクジン先輩と2人っきりになるのを
少しだけ避けるようになってしまってた。
これってやっぱり、好き…なんだろうか。
好きだから意識してるってこと、、なのかな。
JN「お疲れさま」
タオルを首にかけて、声をかけてきたのは
今私の頭の中をほとんど占めている
問題のソクジン先輩。
「せ、先輩、、サボりですか」
軽口を叩けるような仲になったけど…
私、ちゃんと話せてるかな…
JN「やー、Aちゃんひどい〜！オッパが会いに来てあげたのに〜」
「……！も、もう、変なこと言わないでくださいよ…！」
え〜、なんて言いながら
あいている横の蛇口を先輩がひねる。
JN「しっかし今日はまた暑いねぇ」
「そ、そうですね…、暑いです、」
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nontan(プロフ) - せなさん» せな様 感想ありがとうございます！まさかそんなこと言ってもらえるなんて更新の励みになります(^^)こんな感じの作品で大丈夫かな、面白いかなとハラハラしていたので、、！マンネラインは色々ほかにも考えてるので楽しみにしていただければ嬉しいですm(_ _)m (2020年4月9日 22時) (
レス) id: 9853a3bac4 (このIDを非表示/違反報告)
せな - ジミンちゃんのお話がめちゃ好みです・・・更新楽しみにしてます！ (2020年4月9日 19時) (レス) id: 267e409c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nontan | 作成日時：2020年4月2日 9時
