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スマホで時間を確認したら
予鈴まであと5分ぐらいだった。
「そうですね」
JN「また一緒にお昼食べようね」
屋上のドアをあけて、
階段を降りようとしたら
JN「あ、そうだ」
「? どうしたんですか?」
JN「さっきのことAちゃん気にしてるみたいだけど」
さっきのことと言われて
脳裏に蘇るのは例の女の先輩に
啖呵をきったこと。
…、今思い出してもソクジン先輩の
お友達にあれは失礼だったなって反省する。
JN「Aちゃんの裏表がなくて良い子なところ、僕はすきだよ」
真面目な顔で言われるから
いつものソクジン先輩に思えなくて。
心臓がぎゅってする感覚はじめてで…
ああ、こんなとき何て言えば
いいのか分からない自分が恥ずかしい。
JN「だから、心配しないで心置き無くオッパの前では自由にすごしなさい〜!」
うりうり〜なんて言いながら
私の頭をわしゃわしゃ撫でる先輩の
笑顔にまた心臓が締め付けられる。
_________キーンコーンカーンコーン
予鈴のベルが鳴ってはっとする。
恥ずかしさと嬉しい気持ちが
心の中でごっちゃになって
今までと同じように先輩の前で
話せているか自分でもわからない。
「あ、あの、予鈴なったんで先に失礼しますっ、、!」
くるっと振り向いて
カチコチに固まった体を動かして
階段を降りようとした瞬間
「っきゃ」
転ぶと思って目を瞑ったけど
痛みはやってこなくて
JN「ちょ、Aちゃん大丈夫?」
目を開ければ
目の前には心配そうな顔で
私を見るソクジン先輩。
今まで以上に距離が近いし
なにより腰に違和感を感じて
ふと視線を下にさげたら
軽く上半身を抱き抱えられてるような
体勢になっていることに気づく。
ついさっき、好きだよと言われて
意識してしまったせいか
上手く先輩の顔が見れなくて。
JN「どこか怪我してない?」
「だ、だだ大丈夫です!元気です!!あ、ほらつぎ数学の先生でこわいんで急いで戻りますね、あはは…!ではでは失礼します!」
先輩から離れてダッシュで階段を
かけ降りれば、後ろから
保健室行きなねー!なんて
先輩の声が聞こえて。
もうすぐ本鈴が鳴りそうだけど
足をくじきそうになったことより
今は心臓が燃えてるように熱い。
それに、どくんどくんと
おかしいぐらいの速さで心臓が動くから…
数学の先生ごめんなさい…。
私どこかおかしいみたいです。
だから今日は授業さぼります。なんて
心の中で言い訳をして
保健室に向かうことにした。
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nontan(プロフ) - せなさん» せな様 感想ありがとうございます!まさかそんなこと言ってもらえるなんて更新の励みになります(^^)こんな感じの作品で大丈夫かな、面白いかなとハラハラしていたので、、!マンネラインは色々ほかにも考えてるので楽しみにしていただければ嬉しいですm(_ _)m (2020年4月9日 22時) (レス) id: 9853a3bac4 (このIDを非表示/違反報告)
せな - ジミンちゃんのお話がめちゃ好みです・・・更新楽しみにしてます! (2020年4月9日 19時) (レス) id: 267e409c42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nontan | 作成日時:2020年4月2日 9時