勉強 ページ27
Aside
晩御飯や湯浴みを終え、部屋に戻る。
A「はぁ…それにしても…」
≫講習全然ついていけなかった≪
もう、本当…ドイツ語とフランス語なんて…
D機関の皆さんは流石に勿論ですが、隣にいた佐久間さんも普通に分かっているみたいでしたし…
義務教育は受けましたけど…それももう数年前のことですし…
つい最近まで本もろくに読めない生活のせいで知識が無いに等しい状況。私の無能さが更に浮き彫りに…
うううあああ…
と、兎に角、目標はまず最低限の学力の習得…
その為にこんなに本を運んで頂いたんだから…
A「…よし。」
頑張るぞ…！
▽ ▽ ▽
小田切side
ページを捲る音のみが響く静かな食堂。
他の機関生達が出掛けてから小一時間が経過している。
ふいに、静寂を破る足音が、微かに耳に入ってきた。
…Aだろう。
ここに籍を置く奴等の足音は、気分によって変化するため、判別はしづらいが、佐久間さんやAの様な人間＿＿＿＿訓練を受けていない一般人なら容易に判別出来る。
まあ、歩幅が小さく、小走りな足音を佐久間さんになんて間違えようも無いんだが…
そう心の中で苦笑した丁度その時。
食堂の扉がゆっくりと開き、困った表情のAが顔を覗かせた。
小「……どうかしましたか？」
本から視線を上げ、問いかける。
A「あ…読書中にすいません…あの、お願いが有りまして…」
小「？」
A「あー、あの、えっと…
勉強を、教えて貰いたくて……」
頬を染めて言うAに、思わず笑みが零れる。
きっと自力で何とかしようと思ったが、上手くいかなかったんだろう。
小「あぁ。構いませんよ。……独語と仏語、どちらが良いですか？」
A「あ、ありがとうございます！！えっと、小田切さんとしては、どちらがおすすめですか…？」
小「難易度が低いのは独語だと思います。」
A「あ、じゃあ、独語でお願いします。」
小「あ、…英語は大丈夫ですか？」
A「あ、はい、英語は学生時代にやっていたので、なんとか。」
小「そうですか。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿»»
小田切さんの口調ってこんな感じでしたっけ……？
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くろごま(プロフ) - 華さん» 初めまして〜！おこめありがとうございます！そんな…そんな…面白いなんて…ありがとうございます…嬉しいです… (2018年3月5日 21時) (
レス) id: 5b6a8fe685 (このIDを非表示/違反報告)
華 - はじめまして！華と申します。この作品めちゃめちゃ面白いです！これからも頑張ってください！応援してます！！！ (2018年1月29日 14時) (レス) id: 8b86548a5d (このIDを非表示/違反報告)
狐@(プロフ) - 面白かったです！更新大変だと思いますが頑張ってください！ (2017年12月11日 22時) (レス) id: 9e6a07dea8 (このIDを非表示/違反報告)
くろごま(プロフ) - さんたさん» おこめありがとうございます！全力で待機して下さるなんて…ありがたや… (2017年10月29日 20時) (レス) id: d88d5cb08d (このIDを非表示/違反報告)
さんた - めちゃめちゃ面白いですね！！キャラの口調がすごく当てはまってて好きです。続き全力で待機してます！！ (2017年10月25日 10時) (レス) id: 450e167dac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんごま | 作成日時：2017年10月8日 21時
