Stay With Me☆☆3☆☆

一緒のステージ ページ45

いよいよ・・・今日はキュヒョナのセカンドソロツアーの初日だった。

リハーサルから緊張しまくって私はうまく弾けなかった・・・

拓哉『珍しく緊張してんな。』

お兄ちゃんにも言われる。

A『眠れなかった・・・緊張して。こんなに大きなステージで・・・』

前回よりも規模が大きくてステージもいろいろ趣向をこらしていたから

さらに自分が失敗するわけにもいかないというプレッシャーがあった。

そこに・・・

KH『(笑)何そんなかたい表情してんの？』

一番緊張するキュヒョナなのに

朝から元気いっぱいだった。

拓哉『おまえが一番緊張しろよ(笑)』

KH『たくさんステージを踏んできたので。』

A『あ〜・・・ちょっと外いってきていい？』

耐えきれなくなって本番までの間に散歩することにした。

会場近くには大きな観覧車と海・・・

暗くなってきて観覧者きれいにライトアップされてる・・・

思えば・・・キュヒョナとまともにデートしたこと・・・韓国でしかないな

贅沢だよね。日本でなんて・・・

海のそばに行き・・・近くのベンチに座りぼーっとしていた。

すると・・・

後ろから誰かに抱きしめられる・・・

？？？『後ろ姿寂しそう・・・』

聞き覚えのある声に安心感を覚える。

A『キュヒョナ・・・？』

KH『名前呼ばないで・・・』

うしろを振り返るとコンサートに参戦しようとしている女の子たちがウロウロしている。

キュヒョナは完璧な変装で別人だ。

KH『A・・・・コンサートが終わったらけじめをつけたいと思ってる・・・』

A『けじめ・・・？』

KH『まあ・・・Aとの将来を真剣に考えたくて・・・』

A『将来・・・？』

KH『だから・・・Aの親にちゃんと合わせてくれない？』

A『ほんとに会うの？』

KH『うん・・・ちゃんと認めてもらわないと。』

A『認めてもらえるかわからないよ・・・』

KH『ちゃんと認めてもらうまで頑張るよ・・・』

A『ありがと・・・キュヒョナ・・・』

キュヒョナが私をコートですっぽり包んで

まわりに見えない様に

優しくキスをする・・・

KH『本番前のおまじない(笑)』

A『私も・・頑張る・・・』

KH『A・・・愛してる・・・』

A『私も・・・』

もう一度ゆっくりキスして

ゆっくりその場をあとにする。

キュヒョナのあやしい恰好に振り向く人もいたけど

足早にその場を後にした。

そして・・・コンサートは幕を上げる。

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