Stay With Me☆☆3☆☆

彼女の気持ち〜KHside〜 ページ29

彼女は・・・仕事に命をかけている・・・

そのぐらい彼女から仕事をとったら何もなくなるってことだよね・・・

僕と言い合いになってしまい・・・

しまいには泣かせてしまった・・・

泣き疲れて眠った彼女。

僕の気持ちにはこたえられないって・・・

正直かなりへこんだ・・・

明日からは離れ離れなのに最後の日にこんなふうになってしまうなんて・・・

寝室からでてリビングでゲームをしていた。

こんなふうにしてないと

またAのことを考えそうで・・・

♪〜♪〜

電話だ。

KH『もしもし・・』

拓哉『キュヒョンか・・・Aの様子は？』

KH『ああ・・・今・・眠ってます・・・』

拓哉『まだ起きないの？』

KH『その・・・起きたんですけど・・・ちょっとケンカになってしまって・・・』

拓哉『ケンカ？』

KH『はい・・・医者に仕事をしばらく休むようにって言われたじゃないですか？』

拓哉『ああ・・・そうだな。』

KH『Aはそれは嫌だって。２、３日休んだら復帰するからってきかなくて・・・』

拓哉『Aらしいな(笑)あいつはほんとにあの仕事に命かけてるから・・・』

KH『だから・・・もっと自分の体を大切にしないとって言ったら・・・家族の話になって・・・』

拓哉『家族？』

KH『僕には素敵な家族がいるけど・・・自分には仕事しかないって・・・』

拓哉『あいつ・・・ったく・・・』

拓哉さんも困った様子だった。

KH『僕は明日から仕事です・・・だから彼女の様子をみることができなくて・・・』

拓哉『そうだな・・・大丈夫だよ。あいつなら・・・』

KH『わかってます・・・けど、韓国に帰る前には・・・』

拓哉『ん・・・？なんだ？』

KH『その・・・ちゃんとわかりあいたいなって。』

拓哉『だよな(笑)ケンカしたままじゃな。まあ・・・俺のほうからもそれとなく言っておくよ。』

KH『お願いします。それじゃ・・・音合わせで会いましょう。』

拓哉『おう。じゃあな。』

電話を切って・・・ふたたびゲームを始めるけど・・

次第に瞼は重くなって

僕はそのまま寝てしまう・・・

☆☆☆Aside☆☆☆

キュヒョナと言い合いになってしまい・・・

自分の想いが伝わらないもどかしさに

泣いてしまう・・・

子供じゃないのにな・・・

そのまま私は眠りについてしまった・・・

自分の好きな仕事・・・

ずっと今まで私の料理を食べてくれる人の笑顔を励みに頑張ってきた・・・

それができなくなるのは・・・

私にとってもう何もなくなってしまうのと同じだ・・・

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