Stay With Me☆☆２☆☆

楓ちゃんの涙 ページ43

A『よかったね・・・楓ちゃん』

オッパとの通話を切るまで涙を少し我慢してた楓ちゃん。

オッパの前での強がり見ちゃった。

オッパもタジタジだったな。

涙がとまらなくてずっと泣いてる楓ちゃん。

そっと隣で彼女の様子を見ていた。

キュヒョナにメッセを送る。

《キュヒョナ、作戦、成功だね！》

♪
《トゥギヒョン、やっと普通に戻った。》

オッパもやっと肩の力が抜けたんだね。

今度は楓ちゃんと恋人同士で会うんだろうな・・・

こっちまで幸せ気分になる。

《人の世話焼いてないで僕のことも考えて？》

キュヒョナからのメッセに思わず笑顔になる。

妬いてるのかな？

A『さて！今日は飲もう！おめでたい日だよ！』

楓『Aさん・・・キュヒョンさんとはうまく言ってるんですか？』

いきなり聞かれて・・・

A『え・・・あ、うまく言ってるよ』

楓『そうですか？どこまで進んでるんですか？』

そこまで聞いちゃう？

A『少なくとも、オッパと楓ちゃんたちよりは進んでないよ(笑)』

そういうことしかできなかった。

楓『キュヒョンさんって・・・奥手に見えるので・・・』

A『そうかな・・・』

いきなり始まった女子トーク。

楓『う〜ん、恋愛経験あんまり無さそうっていうか・・・』

A『それを言うなら私もあまりないよ(笑)』

楓『そうなんですか？Aさん、モテそうですけど。』

A『楓ちゃんこそモテそうだけど？』

二人で顔を見合わせて笑う。

楓『私たちのモテるは全然ですよね？』

A『彼らのモテるに比べたら大したことないよね(笑)』

そう・・・アイドルの彼氏を持つと自分がちっぽけに思えてしまう。

A『楓ちゃん・・・オッパのことよろしくね』

楓『それは妹としてですか？』

A『うん・・・日本の妹として(笑)』

楓『Aさん・・・ありがとうございます。Aさんがキュヒョンさんと出会ってくれたから・・・私も彼と出会って付き合うことができたんです。』

A『そんなことないよ。これはオッパと楓ちゃんとの運命なんだよ？』

楓『じゃあ、キュヒョンさんとAさんも運命なんですね。』

A『私は・・・私たちもお兄ちゃんがめぐり合わせてくれた運命だよ』

そんなことを考えると

ふと、頭には・・・お店にきたお母さんのことが・・・

婚約者まで連れてきて

いったいどういうつもりだったんだろう・・・

今度、お兄ちゃんに話ししてみよう・・・

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