嫉妬【太宰治】

嫉妬４ ページ5

○翌朝________




『おはよーございまーす』




ガチャリとドアを開けて入室すると、まだ国木田さんと乱歩さんしかいなかった




国「おぉAちょうどいい所にきた。


仕事の件で話があるのだが。」



忙しそうにPCを打っている




『いいですよ！でも私仮社員だけど仕事なんてしていいんですか？』





そうだ。私は仮社員なのだ。１人で仕事をするのはまだ危うい気がする……





国「あぁ。だから今回は太宰と組んでもらおうと思っているのだが……」




『！！！！』




気まずそうに言う国木田さん



まぁそりゃな……昨日の修羅場を見たらな……






でもいつまでも避けるわけにはいかないし…









『分かりました、太宰と組みます！


それで、仕事内容は……？』







国「あぁ。今回の仕事は、


ポートマフィアの拠点を探してほしい


最近拠点を変えたらしいのだ。」




ポートマフィアの拠点探しか……




それなら、私にもできそう！！


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国「それと、今回は、その……覚悟を、決めて行ってほしい。」





辛そうな顔をして言う国木田さん






『え………どういうことですか？？』





思わず聞く





国「ポートマフィアの拠点の近くに、太宰の命を狙っている奴らが居ると聞いた。


そしてお前もポートマフィアに見つかれば、戦闘は避けられないだろう。


これを太宰に話したら、あいつが私と組ませろと言ってきたのだ」






国木田さんの発言に理解ができなかった



だって、太宰は自分の命が狙われてるって告げられたのに、なんで行きたいと言えるの_____？





国「………そしてあいつは、こう言っていた___」









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太「私の命を狙ってる奴らが居るってことは







探偵社のAちゃんが見つかったらきっと捉えられるだろう。









………拷問か、拘束か。









そんなこと、私にとって命を奪われること以上に辛いことだ。




だから________


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私と組ませてくれ。


たとえ命を落とすことになっても、私はAを
守り抜くと約束しよう______________」






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『ごめんね、太宰……！！！！！』









聞き終わった私は大粒の涙を流していた______

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