嫉妬 15 (走馬灯) ページ16
薄れていく意識の中、私は走馬灯の様なものを見た
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あれは忘れもしない日………
二〇〇八年.三月二十六日
あれは私が、やりたいことを見つけるために
横浜に上京してきた日の事だった
辺りには観覧車、大きいビル、大きな川……
ずっと憧れていた都会だ………!!!
『わぁ〜!都会すごか〜ッ!!!』
と、思わず叫んでしまった
「「((チラ)」」
「ねぇおかーさん!あのおねーちゃんなんか叫んでるよー?」
「……みちゃだめよ」
そそくさと去っていく人々……
『や、やっちまったべ……///』
早速恥ずかしい思いをした私は、思わず顔を逸らした
『………え……?…………』
顔を向けた先は大きな川だった
そこまではいいのだが………
「((……ごぼごぼぉ…))」
あれは………………人!?!?!?
川の中に人が沈んでいくのが見えた
『ちょ……!!!わ、わたし泳げね……
だ、だれかぁぁぁ!!!!助けてくんろ〜!』
つい大声で叫んでしまった
不思議そうにこちらを見て去っていく人々
((と、都会厳し〜〜ッ!!!!))
こんなんでは埒が明かないので、通りかかった少年に声をかけた
『ねぇ!君!助けてくんろ!!!』
涙目で訴える私に驚きながらも彼は話を聞いてくれた
?「ちょ……!ど、どうしたんですかあなた…!」
かなり動揺しているが私はおかまいなしに話を進めていく
『あそこに人が溺れとってぇ…!!!』
川を指指しながら必死に訴える
え?どこですか?と目を細める少年
刹那、ハッとした顔をしたかと思うと
?「ちょっと…!太宰さぁぁぁん!!」
苦そうな顔をしながら川に飛び込んでいった
『えええぇぇ……………?』
突然の事態に頭が追いつかない………
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しばらくして、少年と太宰さんと呼ばれる人物が陸に上がってきた
?「また入水ですか……((ハァ」
呆れた様にため息をつく少年
太「まァね ♪……で、君かい?私の入水を邪魔したのは……」
『は…………』
.
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この出来事が、全ての始まりだった________
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お嬢(プロフ) - これ、わざとかもしれませんが、清 少納言です(´・ω・`) (2017年9月8日 1時) (レス) id: 26d6ac2ec3 (このIDを非表示/違反報告)
みみくも@文スト沼(プロフ) - 迚も良い作品でした…!終わり方もスッキリして迚も素晴らしいと思います!お気に入り登録失礼します(^^) (2017年8月17日 22時) (レス) id: 413539ed0e (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - コメント失礼しますとても良い作品でした。でもすごく失礼だと思うんですけど一つだけ言わせてください、、、、、、、、、、、、、、、、、、清 少納言です。 (2017年6月3日 16時) (レス) id: d67270142b (このIDを非表示/違反報告)
*天使(あまつか)*(プロフ) - 和さん» お陰様で完結致しました!(;▽;)最後までありがとうございました!! (2017年4月6日 18時) (レス) id: 6cd119a6dc (このIDを非表示/違反報告)
和(プロフ) - 完結?おめでとうございます!! (2017年4月6日 18時) (レス) id: 70dae8966d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*天使(あまつか)* | 作者ホームページ:http://nonchandayo
作成日時:2017年3月24日 14時