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(マギ)[ボカロ]ダブルラリアット(李 青舜) ページ9

この領域は魔法が届く距離。
今から挑戦しますので、離れていてください。
貴「ああー!また出来なかった!」
青「またですか?」
貴「青舜!ひどい!」
青「A、根を詰めないでください。」
貴「はいはーい」
青舜とは幼なじみ。昔からこんな感じ。
私はドジで、器用な青舜とは大違い。
何度も何度も失敗して、やっと出来る頃に二人で笑い合うんだ。
昔はそれが楽しくて、そのままで居たかった。
でも今ではお互い白瑛様に仕える身。
青舜は眷属器使いとして、私は魔法使いとして。
なのに、私のドジは変わらない。
今だって、新作の魔法に失敗……。
周りの人は白瑛様にふさわしいのに…
でも、頑張るしかない!
貴「まだまだ!青舜、もう一度離れてて!」
ボンっ。
貴「ゲホっゲホっ……」
青「プッ!A、その格好は……w」
貴「え?……うわああ!」
爆発して煤だらけ…ww
こんなのも楽しいんだけどね。

貴「ゲホ……またか」
二日たっても未だに爆発…
空回りばかり。でもきっとうまくいくよね。
青舜は白瑛様のお付きで居ないんだけど、
帰ってきたら見せてやる!
…そういえば最近青舜のことばっか考える。
紅玉様に相談したら…
玉「それは恋よぉ!」
貴「ここここここ恋!?ですか!?」
玉「ええ。胸が苦しくなったり、ドキドキしたりしないかしら?」
貴「そ、それは…///」
玉「やっぱり!」
そのあとは紅玉様のお話を聞いた。
部屋に帰って考える。
貴「恋…かぁ。」
青舜のこともだけど、魔法も悩む。
いつもダメだな、私。
貴「…今日はふて寝しよう」



それからさらに三日。
貴「もうやだ!」
どれだけ頑張っても魔法は上達しない。
もっと言うと昨日帰ってきた青舜も変に意識しちゃうし。
青「A、まだやってるのですか?」
貴「うるさい青舜!」
青「A!?」
貴「人の気も知らないでさ!私も頑張ってるのに結果はついてこないし!青舜のことも変に意識してんのにさ!」
怒っちゃったよ。青舜は悪くないのに。
青「…A。それは…告白と受け取って良いのですか?///もしそうなら、昔からAが好きです。 一緒に居させてください。///」
貴「…え?嘘……」
青舜は私を抱きしめて言った。
青「嘘でこんなことしません…」
貴「…青舜…」
私は安心からか、泣いてしまった。
青「A、魔法使いにも向き不向きはありますよ。その魔法は諦めても、誰も怒りません。Aの得意な魔法を頑張れば良いんです。」





続きます(^^;

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作者名:練エリ | 作成日時:2013年4月10日 18時

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