練エリのごった煮スペース。 (ページ24)

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↑の続きです。ページ24

龍「俺にもA殿のように苦しい事があって、逃げ出したくなりました。俺は現実から逃げました。でも、気付いたのです。逃げるだけでは何も変わらない。悪くもなりませんが良くもなりません。ですから、俺は立ち向かいました。」
貴「…」
分かっているんだ
言い訳なんだ。
周りの環境なんて自分次第なんだ。
龍「いつまで夢に逃げるつもりですか？俺の一緒に居たいA殿はそんな方ではありません！」
貴「…分かった！私、白龍みたいに頑張るよ！少しの事だけで逃げないから！」
龍「そろそろおはようの時間でしょう？」
貴「うん！」
そうだ、私は白龍が乗り越えた苦難なんかよりよっぽど小さい苦難で逃げていた。
大丈夫だ、きっとうまくいく！
貴「ごめんね、ありがと！できるだけもう来ないから！覚悟決めて負けず生きるから！」

目を覚ますといつもの部屋。
本棚にはマギの漫画。
何一つ変わらないけど、窓から差し込む太陽の光はいつもより輝いて見えた。
貴「お母さん、今日から学校行くね！」
母「良かったわ。頑張ってね。」
貴「うん！」

貴「おはよう！」
友1「おはよう！」
友2「Aがいない間のノートあるからね！」
友1「もう体調悪くないの？寂しかった！」
貴「大丈夫だよ！ノートありがとう！」
ほら、現実も悪くはない。