@jes__611 Ⅲ (ページ21)

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主演なんて聞いてない！！！ページ21

side You

仲直りしてはや4ヶ月。
私たちの学校は文化祭の出し物を決めている。

委員「お化け屋敷か、メイドカフェ、舞台の案が出てるんですけどどうしますか？」

樹「ぜっっったい舞台！」

慎太郎「みんな出れるし俺も舞台がいいかな」

大我「シンデレラ！！！シンデレラ！」

優吾「うるせぇよ、大我」

北斗「俺石とかでもいい？」

1番真ん中の席で騒ぎ立てる陽キャたちに圧倒されたのか私たちのクラスは舞台をやることになった。

委員「裏方か役につくか手を挙げてください。」

何故か私は問答無用で役の方に入れられていた。
演技なんて出来ないんだけど？！

委員「では、物語はどうしますか？案を出してください」

シンデレラ、アラジン、白雪姫、オーロラ姫。

全部恋愛ものじゃないか！！！！
ほぼ出したのは京本くんなんだけどさ…

委員「では、多数決でシンデレラに決まりました。」

ジェシーくんが王子役だったら他の女の子と…！

やだやだやだ！うーん、、じゃあジェシーくんを誘って木の役でもやろうかな…

でもジェシーくんの顔面が生かせない…

うーん…

.

.

.

委員「では、王子役はジェシーさん、シンデレラ役はAさんでいいですか？」

はーい！なんてクラスのみんなの声が聞こえる。

え？私の名前呼ばれた？このクラスにAって人私しかいないよね…？

『え？！』

樹「はっ、笑カップルでやったほうがいいんじゃない？ってなってお前らが選ばれた！がんばれ！」

『いや、演技できない…』

海未「可愛いから大丈夫！なんとかなる！」

「頑張ろうね、Aチャン☆」

『ジェシーくんまで…！』

またまた波乱の予感です。