今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:27,713 hit
小|中|大
◆6◆ ページ6
・
・
そっからどんどん話が弾んで、
年が一つだけ未来さんの方が上ってことが分かって
僕の方が年下なんで敬語やめてください!
って言ったら困った顔をしながらも少しずつ
敬語が取れていった。
あ「崇裕くんね、家でよく小瀧くんの話するんだよ?」
望「え、どんな話してます?」
あ「俺が初めて受け持った後輩が
のんすけでよかった!って!」
そうニコニコ話すAさんに、
望「…そうなんすね。
僕も濱ちゃん先輩でよかったって思ってます。」
と、ズキズキ痛む胸を隠しながら笑って答える。
いい話が聞けてよかった!と笑うとAさんは
長く引き止めてごめんね、
と言って小さく手を振って行ってしまった。
そんな彼女の背中を見送りながら、
あの時摘んだはずの芽が、
確実に根っこを生やしていることに
見て見ぬふりをした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
201人がお気に入り
201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:櫻宮未紀 | 作成日時:2018年1月10日 17時