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あ「ただいまじゃないでしょ!
後輩さんに迷惑かけて!まったくもー!」
崇「なんやのもー、怒ったら可愛いお顔が台無しやで?」
濱ちゃん先輩がこんなに彼女さんに甘々なのにも衝撃を受けたし、
何より久しぶりの恋が一日で終わるなんて
こんなことあるんだって衝撃で頭がショート寸前。
あ「もー、ほんとすいませんでした!
ありがとうございました!
明日この人からもちゃんと謝らせますんで…」
望「いえいえ!そんな!
いつも先輩には助けられてるんで!」
あ「ほんとですか?ありがとうございます。
こんな人ですけど、これからもよろしくお願いしますね?」
そう言ってニコニコ笑う彼女さんに
こちらこそ、よろしくお願いします!
と頭を下げて俺は自分の家に向かって歩き出した。
空を見上げると、いつもよりも澄んでいて
星がキラキラと輝いて見えた。
一目惚れや、なんて騒いどったけど、
あれはただ久々にタイプの人を見て
可愛い人やな、ってうっとりしてただけやんな。
彼女が欲しすぎてそんな思考になっただけや。
一目惚れなんて、あるわけないやんな。
…うん、大丈夫。
こうして、久しぶりに芽生えたと思われた恋心は
芽が出る前に摘まれて終わった。
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作者名:櫻宮未紀 | 作成日時:2018年1月10日 17時