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◆4◆ ページ4









あ「ただいまじゃないでしょ!


後輩さんに迷惑かけて!まったくもー!」



崇「なんやのもー、怒ったら可愛いお顔が台無しやで?」



濱ちゃん先輩がこんなに彼女さんに甘々なのにも衝撃を受けたし、



何より久しぶりの恋が一日で終わるなんて



こんなことあるんだって衝撃で頭がショート寸前。



あ「もー、ほんとすいませんでした!


ありがとうございました!


明日この人からもちゃんと謝らせますんで…」



望「いえいえ!そんな!


いつも先輩には助けられてるんで!」



あ「ほんとですか?ありがとうございます。


こんな人ですけど、これからもよろしくお願いしますね?」



そう言ってニコニコ笑う彼女さんに



こちらこそ、よろしくお願いします!



と頭を下げて俺は自分の家に向かって歩き出した。



空を見上げると、いつもよりも澄んでいて



星がキラキラと輝いて見えた。



一目惚れや、なんて騒いどったけど、



あれはただ久々にタイプの人を見て



可愛い人やな、ってうっとりしてただけやんな。



彼女が欲しすぎてそんな思考になっただけや。



一目惚れなんて、あるわけないやんな。



…うん、大丈夫。



こうして、久しぶりに芽生えたと思われた恋心は



芽が出る前に摘まれて終わった。

◇5◇→←◇3◇



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作者名:櫻宮未紀 | 作成日時:2018年1月10日 17時

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