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◇２５◇ ページ25
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あれから、Aさんと出会う前の生活に戻って、
早いもんで1年が経った。
濱ちゃん先輩とはあの日以降、
普通に飲みに行くようになって、
それに先輩の器のでかさを痛感した。
そして、あの時先輩が担当しとったプロジェクトは大成功に終わり、
会社での評価もぐんと上がっとって、
俺だけ取り残された気分になっとった。
そんな劣等感を抱えながら仕事しとったら、
崇｢のんすけ〜、今日空いとる？｣
と濱ちゃん先輩がひょこっと現れた。
望｢はい、空いてます。｣
崇｢おっ、よかった。ほんなら飯行くで！｣
そう言うと、自分のデスクへ戻っていった。
そんな先輩の笑顔がいつもとちゃう気がしたけど、
突っ込むことも出来ず、夜を迎えた。
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作者名：櫻宮未紀 | 作成日時：2018年1月10日 17時
