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聞き出した住所のところには、キレイなマンションが建っていて、



結構いい所住んでるんやな〜、なんて思いながら、



望「先輩、部屋何号室ですか?」



崇「301やで〜。」



とベロベロの先輩の肩を支えて先輩の部屋まで向かう。



すると、先輩の部屋だと思われる場所の窓から明かりが漏れていた。



あれ?一人暮らしちゃうかったっけ?



なんて思いながら表札を見ると、『濱田』と書いてあり、



間違えてはないんやなーと疑問に思いながらも



とりあえずインターホンを押す。



すると中から返ってきたのは、女の人の声で。



え?濱ちゃん先輩って同棲してんの!?



なんてびっくりしながらも



望「あの!中間商事の小瀧という者なんですけど、


濱ちゃ…濱田先輩と飲んでたら潰れちゃって、


送り届けに来ました!」



と伝えると、えー!すいません!今開けますね!



と返事がきて、数秒後にドアが開いた。



望「やぶ遅くにすい…」



中から出てきた濱ちゃん先輩の彼女さんに



挨拶しようと顔を上げた時、



今日二度目の電流が体の中を走った。



そこにいたのは、まさにさっき話してた一目惚れの相手で。



「ご迷惑かけちゃってすいませんでした!


お酒弱いのに、まったく。」



と言いながら、細い腕を濱ちゃん先輩の肩に回す。



一気に近づいた距離にドキドキしながらも、



Aや〜、ただいまぁ〜、と呑気な声を出す



先輩の声で現実に引き戻された。

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作者名:櫻宮未紀 | 作成日時:2018年1月10日 17時

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