Into Your Eyes ＊Nozomu (ページ16)

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そんな関係がずるずると続いていたある日。

崇「のんすけ！今日、久々に俺ん家で飲まへんか？」

といつもの笑顔で誘われた。

ニコニコ笑う先輩に、

お邪魔させていただきます、と返すと

ほなAに連絡しとくな～！と言って

自分のデスクへと戻っていった。

それから程なくして、俺の携帯がブブッと鳴って

ディスプレイの見てみると、

『小瀧くんの好きなもの、作っておくね。』

というAさんからのメッセージ。

それを見て、ニヤけそうになる口元を結んで

夜に向けて夢中で仕事に打ち込んだ。

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あっという間に定時になって、

濱ちゃん先輩と一緒に会社を出る。

そしてたわいない話をしながら、

途中で酒やらつまみやらを買って

先輩とAさんの家に着いた。

ただいま～、と言って入っていく先輩に

お邪魔します～、といいながら続いて中に入る。

リビングに入ると、キッチンからひょこっと顔を出して

おかえりなさい、と微笑むAさん。

崇「今日の飯なに～？」

あ「今日はねー、すき焼き。」

おっ、珍しいな！なんていいながら

先輩は部屋着へ着替えるために寝室へ姿を消した。