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ファミレスを後にした俺達は、
そのまま俺の家へ向かった。
俺の家に来るのはこれが初めてって訳じゃないけど、
やっぱり好きな人が自分の家にいるって思うと、
何とも言えない充足感に浸る。
そっからはまぁ、お互い風呂に順番で入って
髪の毛を乾かしあって。
Aさんから自分と同じシャンプーの匂いがするのと
俺のぶかぶかのスウェットを着てるっていう
ダブルの刺激を受けたら、
もう理性なんてもんは吹っ飛んで。
気ぃついたら二人で座っていたソファーの上で
Aさんに覆いかぶさっていた。
顔を近づけると抵抗もせずに目を閉じるAさんは
ほんまにずるい人。
そのまま軽く唇を重ねて離れると
照れたように笑ったAさん。
世間でいう"浮気"をしてる人には似合わない
可愛らしいその笑顔を見て、
その顔は俺だけに見せて欲しい。
なんて独占欲がふつふつと湧いてきて。
それを振り払うようにもう一度、
Aさんにキスを落とす。
静かな部屋に響くのはリップ音だけで
少しずつキスが深さを増していたら、
突然Aさんの携帯が鞄の中で鳴った。
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作者名:櫻宮未紀 | 作成日時:2018年1月10日 17時