ハルカナレ -中間-

15話 ページ16

昨日


照史くんが淳太の事や仕事のこと、夢とか教えてくれて



それを話す照史くんの目は真っ直ぐでかっこよくて大人に見えた。



''淳太くんとやったらどこまでも行ける気がするねん''




2人の間には固い絆で結ばれてるんやって

その言葉を聞いただけで伝わってきた。








やっぱり私なんかが淳太の側にいたらあかんって。













今日もいつもと同じ駅。

いつものベンチで分厚い本を読みながら待ってるその横顔は

大好きな大好きな彼で。


泣きそうになりながらも平然を装う。






そっと近づき驚かせば、変な声を出して驚く彼。

いい加減にせぇよ って怒る顔が大好きで





いじられてちょっと嬉しそうな顔とか

不意に見せる男らしい所とか

スタイル良すぎてどんな服でも着こなすところとか

頭はいいのに運動出来なくてそれでも意地張ってチャレンジするところとか






「淳太！」



淳太「ん？」





話す時相手の目を見るところ。





淳太「どうしたん？笑」





笑うと目がくしゃってなるところ。






全部ぜんぶ大好きで。





あなたの隣を歩くのはこれで最後にするから。

今だけは許して欲しい。






「私、すっごく幸せ！淳太と出会えたこと、
こうやって隣に居れること全部全部！」



淳太「急にどうしたん笑 俺も幸せやで」










ありがとう。




大好きだよ。

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