ハルカナレ -中間-

11話 過去 ページ12

付き合ってる事を周りに隠していたから、外で手を繋いだりくっついたりすることはなかったけど


淳太、A って呼び合うようになって



お互いの家に行き、一人暮らしやからって毎回淳太のお母さんが手料理振舞ってくれて

私の家でゆったり過ごす時間も大好きで




実家に帰ったタイミングでお母さんに 彼氏が出来た って報告したら



母｢あんたに彼氏なんてできるん？！ その人なかなか物好きやな〜絶対離したらあかんで！今度連れてき！｣


って、ほんま失礼な人やで





淳太のお母さんにも気に入られて

「うちの子にならない？」って彼氏のお母さんにプロポーズされてしもた笑





１回だけ両家全員でご飯を食べる機会があって
お父さん同士も趣味が一緒やったみたいで意気投合




そのご飯以来、毎週末2人で釣りに出かけるほどに






私たちと言えば相変わらずで

ひとつ変わったことと言えば






淳太が早退したり休んだりすることが増えて あんまり一緒に登下校出来なくなったこと。







その理由も教えてくれんくて

そりゃ寂しかったけどその分学校ではずっと一緒にいてくれたし十分幸せやった





そんな毎日を過ごして
気づいたら淳太と出会って3回目の春が訪れようとしてた。






めっちゃ賢かった淳太が勉強を教えてくれてたおかげで 成績も学年上位に入るほどになって

まぁその淳太は毎回学年トップやったけど！
その度にするドヤ顔がうざかったなぁ笑





大学も名門大学受かって、淳太も一緒の大学やし寂しくなかった




淳太 ｢Aは大学家から通うん？｣

A ｢うーん…今のところはそのつもりしてるけどちょっと距離あるから後々は大学の近くに引っ越してもいいなぁって｣



久しぶりに一緒に下校。

隣を歩く淳太が急に止まって




A ｢？、どうしたん？｣


淳太 ｢………あのさ、こんなとこで言うこと違うかもしれんけど｣

｢一緒に暮らさん？今は無理かもしれんけどいずれ結婚したい
と思ってる｣





A ｢･･･いま プロポーズされてる、、？｣

淳太 ｢ずっと傍におって｣




嬉しすぎて涙が止まらんかった




A ｢そんなん一生傍にいるに決まってるっ、｣

淳太 ｢泣くなや笑｣





大きくて大好きな手が私の頭を撫でる。





俺が泣かしたみたいやんけ ってお互い笑いながら。















ふと時計を見ると昼休憩終了時刻5分前を指していた

弁当箱の蓋を閉め、懐かしい思い出に蓋をする

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