壱 ページ2
朝、私が目を覚ます頃にはもう彼は隣にいない
机の上には部屋の鍵と無造作に置かれた五人の諭吉さん
寝ぼけ眼でぼーっとしていると、携帯の着信音がし画面を見ると彼からのメッセージ
「"気をつけて帰って" かぁ」
伸びをしながら立ち上がり、机の上に置かれていた諭吉さんをクシャクシャと丸めゴミ箱へ投げ入れタバコに火をつける
「お金なんて要らないのに」
それからシャワーを浴び、化粧を済ませてホテルを出る
今日は仕事が休みだからそのままいつものところへ向かう
タクシーを拾おうかと思ったが、まだ眠たい頭を起こすために歩くことにした
三十分くらい歩いたところで少し洒落たお店が見えてきた
店の前に着くと準備中と書かれたプレートを勝手にひっくり返し店に入る
「すみません、まだ準備中なので……、ってAか。いらっしゃい」
「ふふ、どうも」
170人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
けいちゃん(プロフ) - すみません。言葉の訂正です!制限→せいかな! (2017年3月13日 14時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
けいちゃん(プロフ) - タフケンさんの出番!全てにおいて完璧なのにあまり目立たないのは、個性的な軍団の制限?!素敵なケンチサンお待ちしてました! (2017年3月13日 14時) (レス) id: f3039bc482 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まこと | 作成日時:2017年3月4日 12時