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彼女との観光は気楽なものだった
彼女のマイペースさに流されて次へ次へとお店などを回り、休憩がてらカフェで時間を潰している
先程寄った古本屋で購入した小説に集中している彼女を横目に外を眺める
隣を歩いていると、それとなく触れる手に意識が集中してしまって彼女の話を聞き流してしまうこともしばしば
思い出すと少しにやけてしまう
俺は中学生か
彼女に見られていないか気になり彼女の方を見ると、彼女の後方に見覚えのある二人が居た
「安室さーん、何ニヤニヤしてるのぉ」
「コナンくん、揶揄わないでくれないか」
「別に揶揄ってないよぉ」
揶揄ってないならその喋り方をどうにかしてくれ
彼女はというとまだ小説に集中しているようだ
「Aさん!聞こえてる?」
「わっ、びっくりした。あれ、二人ともいつからここに?」
「気がついてなかったんだね。よかったねー、安室さん」
この子、小学一年生のくせしてマセ過ぎだ
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まこと(プロフ) - みかんさん» 少しですが、更新させていただきましたので時間があれば読んでみてください(^_^)評価ありがとうございます。 (2017年1月4日 10時) (レス) id: 5559bc45c8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - このお話とっても良かったので評価をつけさせて頂きました!これからも頑張ってください!応援しています! (2017年1月2日 11時) (レス) id: 73725d1be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まこと | 作成日時:2016年12月20日 21時