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海に着く前に自動販売機で缶ジュースを二本
片方は自分の缶コーヒー、そしてもう片方は彼女が好きだったあったかいココア
「まったく、今でもこんなにも好きだなんて俺も仕方ないやつだ」
ココアをポケットに入れ、自嘲するような薄い笑みを浮かべながら再び海へ向かう
砂浜に着くとそのまま座り込み缶コーヒーのタブを外す
ゴクリ、一口をいつもより少し多めに喉へ流し込むとコーヒーの温かさが身体に染み渡る
最近、彼女のことをよく思い出すようになった
日常のふとした瞬間、そして夢にさえも出てくる
��私のこと忘れてないよね？��
そうやって俺のことを試しているかのように
だめだ、折角気分転換をしにきたのに落ち込んでしまう
身体も冷えてきたしそろそろ帰ろう、そう思い駆け足で車へ戻る
前からこちらへ向かってくる二人組
先程見かけた二人だろう
すれ違う際に聞こえた声に懐かしさを感じたが、特に気に留めることもなく車へ戻る
エンジンをかけ車を発進させようとしたとき、ふとポケットの中にしまっていたものを思い出す
「忘れてた…」
彼女のために買ったココアはとうに冷めていた
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まこと(プロフ) - みかんさん» 少しですが、更新させていただきましたので時間があれば読んでみてください（＾_＾）評価ありがとうございます。 (2017年1月4日 10時) (
レス) id: 5559bc45c8 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - このお話とっても良かったので評価をつけさせて頂きました！これからも頑張ってください！応援しています！ (2017年1月2日 11時) (レス) id: 73725d1be9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこと | 作成日時：2016年12月20日 21時
