【呪術廻戦】ガチ恋した相手がまさかの“男”だった件について【五条悟】

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｢硝子が原因じゃねぇか！！｣



話を聞いて、五条は怒りのままに勢いよく立ち上がった

そのせいで椅子がガタンっ！と後ろに倒れてしまうが、そんなことを今気にしている場合じゃない五条は、家入に向かって抗議の目を向ける


｢落ちつけ、悟｣


夏油がどおどおと宥めるが効果はない



｢違う、私はお前を揶揄うために黙ってたんじゃない｣

｢はぁ？｣


まさか、夏油の説明でここまで真相が明らかになっていてもなお、家入が反論してくるとは思ってもみなかったのか(いや言葉で勝てたことはないんだが)五条は片眉を上げ、余計にイライラのパラメーターが上がっていく


ここに来て言い逃れ出来ると思ってんのか？


そうは思っても、やけに真剣な表情で言うものだから(さっきまで揶揄ってたくせに)、訝しげに五条はどういうことだ？と夏油を見る

それに気づいた夏油は目を少し彷徨わせ、なんというか…戸惑いが隠せないらしい



｢いや、私はてっきり悟を…｣


どうやら、夏油は家入の思惑が揶揄うためだとばかり思っていたらしく、あの態度は本当に知らなかったようで…

違うのかい？といった目で見ているあたり、どうやらそこはグルではないらしい



なら何なのか、再び五条は家入へと視線を戻す


２人の視線は決して交わる事がないが、家入の真剣な表情は変わらない

そのまま、指に挟んでいた煙草を携帯灰皿に押し潰しながら答えた


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｢正確には、三割お前を揶揄う｣


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｢あとの七割は



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A先輩のためを思っての行動だよ｣



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