【呪術廻戦】ガチ恋した相手がまさかの“男”だった件について【五条悟】

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…



｢いや待てよ…？｣


現状で確かめないといけないのは、告白の返事の方ではないのか？と五条は考える


もう先輩が男だと言うのを俺は理解してしまっているわけで…あとは告白の返事だけで…



仮に男という理由で遠回しに断っていたにしても、俺はちゃんとした告白の返事以外は認めねぇし


始まってすらいないのなら、もう一度こっちから行動(アクション)を起こせば解決する話じゃん？とやっと頭の処理が追いついた五条

そうと決まれば！と進んだ足取りはそれなりに軽く、ちょうど電話を終えたAの隣に腰掛けた


｢先輩！｣


とにかく、この気持ちをすっきりさせるために言え俺！



どこか諦められずヤケになっている五条

屁理屈にも感じる結論は、もはや意地(プライド)なのか



弄ばれてばかりは性に合わない



｢どうした、五条君｣

｢…｣


と思ったが、いざ聞こうとすると喉の奥が突っかえて口に出来ない


あれ？俺こんなヘタレだった？

いつものグッドルッキングガイな俺はどうした！


喝を入れるも五条は真顔のまま

Aも真顔のまま



美顔たちの、謎に無言で見つめ合うこと数分


Aは、この後の予定にはまだ時間があったため、辛抱強く待っている


｢…っ｣

｢…？｣


先に目を逸らしたのは五条で、もう何かがおかしくなりそうだった



手汗が酷い中、よし！一回ジュースを飲んだら聞こう！とベンチに置いていたペットボトルを手に取り、口をつけ勢いよく流し込む




すると、ずっと黙ったままのAが途端に口を開いた




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｢五条君…



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それ、俺のジュース｣


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｢ブフッ！！｣




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