【呪術廻戦】ガチ恋した相手がまさかの“男”だった件について【五条悟】

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五条君が俺のことを…


分かってる…それくらいのこと

でもな…



｢好意を向けてくれんのは嬉しいけど、俺告白ん時にハッキリ断ったし｣


男宣言したし、それにいつも通りにいさせてもらうしって言ったからな…

もう何もかも終わってるだろ？みたいな視線をAは家入に向けるが、彼女はどこか腑に落ちないらしい


というより、五条があの時こっそり言った言葉を一番近くにいた家入は聞こえていた




｢俺、先輩から告白の返事…聞いてねぇ｣



と、言ったのだ


空耳なんかじゃない


まさか…どっちかやらかしてる？と家入は険しい顔で、Aにおそるおそる尋ねてみた



｢…A先輩｣

｢なんだ？｣


｢念のため聞きますけど、告白の返事はなんて言って断ったんですか？｣


｢？…俺は男だって｣


｢………あー｣




言葉足らずが原因…というより多分、価値観のズレや行き違いが生まれて余計ややこしくなってる気が…


あちゃーこれめんどくせぇーと心の中で呟きながら、どっちもどっちか…と家入キューピットは早々に手放したい気持ちになっていた


A先輩…あの馬鹿の面倒くささがどれほどのものか知らないでしょ…


五条の場合は１ヶ月もの間、Aのことを女だと思い込んで

その分の好意が膨れ上がって蓄積してしまっている

もう好きでどうしようもない状態だから



家入の中で点と点が結びあった所で、ハテナを浮かばせているであろうAの肩に手を置き、今度は哀れんだ瞳で一言




｢A先輩…覚悟は決めておいた方がいいですね｣


｢…どういうことだよ…意味わからん｣



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今はアイツ大人しいからいいけど…


そのうち痛い目見ますよ




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