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「もしかして…童貞?」
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「………は!?どっどう童貞!?いや違いますけど!?」
「…へー、そう」
「全ッ然信じてない!」
「信じてる信じてる」
「嘘だ!!」
「そんな目してんじゃん!!」と疑いの目を向けるAに、五条はビシッ!と指を差しながら指摘した
「なら、関節キスくらいではしゃぐことねーだろ」
「べっ、別にはしゃいではねーけど…でも童貞はマジで卒業してっし…だからって今までのは欲満たすためのただの行為に過ぎなかったっつーか…」
「三大欲求の一つだしな」
「でも、先輩には下心ありで告白したわけじゃなくて…ガチで恋したの先輩が初めてだし…」
「…」
「無愛想なとこも、でも何だかんだいって優しいとこも好きだし…綺麗な顔で微笑まれるとそれだけで幸せ、任務なんて秒で終わらせられる」
「…」
「あと俺タバコの臭いとかあんま好きじゃねぇけど、先輩のはめっちゃ好きで………」
そこで五条はハッとして血の気がサーッと引いていく
つい夢中になってしまい、気づけばAの好きなところを話し過ぎたと急いで口許に手を当てるが、その時点では遅い…
もう君は通過地点にいる
やべぇ、上なんて見たくもねぇ
静まり返る空間…正座で足が痺れてきたことも分からないほど、五条は内心焦り背中は冷や汗ダラダラ
だが、Aも何も言ってくれない以上見る他に道はなく、恐る恐る顔を上げていく
「…」
そこには五条と同じように口許に手を当て、視線をズラし、眉間に皺まで寄せて難しい顔をしているAが…
普段からは見ないそれに、五条は目を見開かせ、少なくとも良い反応ではないと脳がそう言っている
「…っ…五条君、この後用事あっからそろそろ行くわ」
「あっ、ハイ」
見られていたことに気づいたAは、更に難しい顔をしてそそくさとその場を後にした
五条は引き止めることすら忘れて、流れるままに返事をしてしまい、ポツンと1人残されてしまう
「…」
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きら(プロフ) - はななんさん» ありがとうございます!(嬉泣)最高の作品と言ってくださるなんて…。本当に完結してよかったぁぁ!!むしろお礼を言いたいくらいです!スランプに入った時も、コメントを見てモチベ上げてましたから!本当にありがとうございました(*´︶`*) (5月17日 17時) (レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
はななん - 完結おめでとうございます !! やっぱり良き .... 。 最高の作品をありがとうございました ッ !! (5月17日 17時) (レス) @page48 id: 8e68b18d9e (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - はななんさん» コメントありがとうございます!マジですか…!߹ㅁ߹)*.゚+すごい嬉し過ぎるお言葉…ありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈) (2023年4月30日 14時) (レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
はななん - 本当にお話とか 、 夢主 君 とかが好みなんだヨォ .... 。何回も見直したりして 、 楽しんでます ! お話の完結頑張ってくださいね !応援しています ッ ! (2023年4月30日 11時) (レス) @page31 id: 8e68b18d9e (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - ホノハさん» コメントありがとうございます!でももうちょい上手く描いて夢主ちゃんを可愛く描いてみたいといいますか…でも上手いと言って下さるのはすごく嬉しいです(*ˊᵕˋ*)これからも頑張ります!! (2023年4月27日 6時) (レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きら | 作成日時:2023年3月30日 18時