色んなキャラと恋がしたい！【短編集】 (ページ11)

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｢…A…オレサマを見て何も思わないのか？｣

｢…？…確かに悪役っぽい見た目ですけど、私はまんまるなゆるキャラっぽく見えます｣

｢なっ！ゆるキャラ！？舐めるのも大概にするねん！！｣

別に舐めてはいないし正直に言っただけなんだけど、カバトンさんにとっては癪に触ったのか、その場で立ち上がると変なポーズをしだした

｢アンダーク帝国からやってきたオレサマの力をお前に見せつけてや…｣

グゥ〜

｢…おにぎり食べます？｣

｢…頂くねん｣

さっき見せた威勢はどこへやら、秒で消え去っておにぎりは受け取るらしい…面白いに加えて結構単純か

｢ん〜！！この世界は飯だけは美味いのねん！｣

｢…カバトンさんがなんの仕事をしているのかはお聞きしませんが、案外ここも悪くないでしょう？｣

｢あぁ！…い、いや良くない！オレサマはプリンセスエルを探し出し、そしていつか！｣

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｢あ！いたー！カバトン！｣

そこまでカバトンさんが言いかけた時、遠くから現れた可愛らしい女の子２人の声で結局話は聞くことは叶わなかった

てか、見たことあるわ

｢確か、転校してきたソラ・ハレワタールさんだ｣

｢今日こそはあなたを倒すんだから！｣

｢出たなプリキュアども！今日こそお前らを倒してプリンセスエルを頂くぞ！｣

｢ぷりきゅあ？…えっなんですか！？今からなんか凄いこと始まるんですか！！｣

｢なんであなたそんなに嬉しそうなの！？｣

｢ここは危ないですから今すぐ逃げてください！！｣

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