姉さん！ ページ41
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壁ドン騒動が無事終わって、チリと友人関係になった数日のこと
Aは、自動販売機の前で人差し指を左右に動かしながら真剣に悩んでいた
サイコソーダか…いやでもミックスオレも捨てがたい
どっちにするか…頭ではこれから喉に流し込む飲み物を選びながらも、もう片方の手はスマホロトムに耳を当てて、電話口の向こうから聞こえる相手と会話をしていた
｢ちゃんとご飯食べてる？｣
｢食べてるよ｣
｢お風呂は？｣
｢入ってる｣
｢夜は｣
｢何とか寝れてる｣
｢学校ではクラスの子とちゃんとやれて…｢もう！あなたは私のお母さんなの！？姉さん！！｣
『これから喉へ流し込む飲み物を選びながら』も『心配性で過保護な姉と会話』するなんて、そんな器用なことAにはやっぱり無理だった
思考が一気に姉さんと呼ばれた人へ向けられる
｢仕方ないじゃない、あなたったら研究とポケモンと成人済みの人以外になるととことん不器用だからこっちも心配なのよ｣
｢成人済みの人って…｣
｢実際そうでしょ？歳の近い子の前ではクヨクヨして話そうともしないじゃない｣
｢自覚してるからそこまで言わないで姉様｣
｢ごめんってぇ…｣と恥ずかしさ反面しょぼくれた声で言うAに、姉は思わずため息をついてしまう
ミステリアスな雰囲気を醸し出す彼女の姉は、その見た目に反し温厚な性格で色んな人から慕われている
なかなかの実力者であることにも変わりはないし、世間でも名は知れた有名人
のはずなのだが、妹のこととなると話は別らしく、昔から何かと目の離せない妹に過保護になってしまった
そんな姉の紹介はまた次回するとしよう
話は戻って…
｢昔っから普通にしてるだけで不良だと思われてしまう人見知りのあなたが、学校に通うなんて言うもんだから…おばあちゃん驚きのあまり数日寝込んだのよ？｣
｢そこまでなる？…じゃあ言っておいて、あなたの孫は今ウキウキアカデミーライフをエンジョイしてるって｣
｢無理ね、すぐバレる｣
｢おばあちゃんってみきり覚えた？｣
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きら(プロフ) - パピコさん» コメントありがとうございます！ですよね！チリちゃんの妄想が止まらなくてつい書いてしまったんです。ちなみにアンケートの件、実際どうでした？。ブルロの推しかぁ…結構分け隔てなく推しているんですが、強いて言うなら潔くん蜂楽くんですかね*´꒳`* (2023年2月23日 11時) (
レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
パピコ(プロフ) - 初コメ失礼します。小説とても面白いです！チリちゃんの小説割りと少ないのでチリちゃんの面白いのあって嬉しいです。あと余談なのですが、私もブルロ沼ってます！ブルロいいですよね〜。誰推しとかありますか？私はお嬢、凪くん、蜂楽推しよりの箱推しです！ (2023年2月23日 10時) (レス) @page42 id: 1442eac3b7 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 餅さん» コメントありがとうございます。そう言って頂けるなんて恐縮です(￣^￣゜)文章力は貧しいかもですが、これからもこの作品をよろしくお願いします(>人<;) (2023年2月9日 3時) (レス) id: a4108a0bcf (このIDを非表示/違反報告)
餅(プロフ) - 初コメント失礼します。一番初めの導入でグッと引き込まれてから、面白くてあっという間に読み終えてしまいました…！先程お気に入り登録致しましたので、続きを楽しみにお待ちしております！ (2023年2月8日 21時) (レス) id: 2288440125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら | 作成日時：2023年1月23日 21時
