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狐の反面を付けた俺と同じ髪色に毛先が赤くなっている
ここの大人達は見えない偽りの仮面を付けていると先程言っていたが、まさか本当に付けている奴がいたとは…と驚いていた
それに加え俺の目から通して見える女の呪力量がヤバい事にも驚いた
お互い尻もちを着いたままだったが、周りのざわつく声で今がどういう状況なのか理解する
「呪術界最高位に立つ天狐様よね?」
「ああ、しかもそこのご令嬢だ」
その言葉に親から言われていた事を思い出した俺は、この時やばいの一言が脳裏に浮かんでいた
呪術界で御三家よりも上の椅子に座っている天狐家
粗相な事はするなと何百聞かされた事か
脳では理解していてもこの状況が変わる事はなく、時すでに遅しだった
「おい!悟!お前雪様になんて事をしているんだ!!」
次期当主としてしか見てない親父が、怒声を上げながら俺の名前を呼び無理矢理立ち上がらせる
こんな風に怒られたのは初めてで、驚きから体が硬直してしまっていたのだろう
その場で平手打ちをしようと振りかざされた親父の手
全てがスローモーションの様に見えた
ああ俺、叩かれるのか…そんな覚悟をして視覚だけでも隠そうと目をつぶった俺はかなり冷静な判断をしているなと思う
だが、中々その痛みがくる事はなく恐る恐る目を開けた
「何をしようとしている」
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きら(プロフ) - プスメラウィッチさん» はじめまして。コメントありがとうございます。はい、五条悟オチでいかせてもらう予定です。ただ、初作品なので展開が壊滅的かもですがボチボチ頑張っていきたいです笑 (2021年5月19日 6時) (レス) id: fbed03d99e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月18日 21時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きら | 作成日時:2021年4月25日 5時