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畳と机だけしかない部屋…広間に通され座椅子に腰を下ろす
来る時間を見越していたのか、既に置かれた緑茶は冷えておらず湯気が立っている
机を挟んで俺の正面に座る人物…日縁さんは相変わらず威厳があって、そのビリビリした空気が伝わってくる程
そして、子供好きと意外な一面を持っていてその度に泣かれてしまうというオチがある
俺も会ってすぐは怖くて雪さんの後ろに隠れたりしたっけな…いや情けな
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｢今日は雪の事について話したい｣
そんな事を思っていれば、日縁さんから雪さんの名前が出て反射的に背筋が伸びる
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｢雪さんの事ですか｣
｢あぁ…雪の“目”についてだ｣
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雪さんの知らない部分を知る事に、少しの嬉しさと不安に動悸が早くなっていく
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｢雪の目はお前と同じで特異体質なんだ…繊細に扱わないといけない｣
｢だからいつも目を隠して……って事はじゃああの時、目を閉じていたのはそれが関連してるんですか？｣
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それを聞いて最初に思い出したのは俺のせいで雪さんが怪我を負い、目が開けられなかった事についてだった
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｢そうだ｣
なんだただの早とちりだったか…と安堵しつつも次に疑問に思った事を口にする
｢でも、俺の目では雪さんの目が特異体質なんて分からなかったんですけど｣
｢狐の面の裏に札を貼り付けていたからな…壊れた時に見えたはずだが、あの時のお前じゃそこまで気を配れんかっただろう｣
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いや俺どんだけテンパってたんだ…馬鹿だろ
どうも雪さんの事になると俺は焦るなと、頭を抱えていると｢だが、｣と日縁さんの低い声が聞こえた
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｢術式なら分かるだろう？｣
｢まぁ、はい｣
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雪さんの目の話から急に術式の話へと移り変わり、未だ謎は残るが幼少の頃の記憶を辿る
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きら(プロフ) - プスメラウィッチさん» はじめまして。コメントありがとうございます。はい、五条悟オチでいかせてもらう予定です。ただ、初作品なので展開が壊滅的かもですがボチボチ頑張っていきたいです笑 (2021年5月19日 6時) (
レス) id: fbed03d99e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月18日 21時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きら | 作成日時：2021年4月25日 5時
