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そんな感じが八年に渡って続いた
天狐家に行く前もそうだったが、敬語もろくに使わず横暴な態度ばかり取っていた俺
だが行かなくなってからはさらに感情が荒れ、思春期も相まってか家の人間が近づくだけでもアウトだった
それと同様に、雪さんに会いたい欲が強くなっていって…
会合にも雪さんは居ない
婚約の件も徐々に増え始め、その度に蹴っていた
そんなストレスからか元々曲がった性格がどんどん曲がっていき、それにも磨きがかかってしまった
生まれた時から反抗期でしたと言ってもいい俺…そんな性格悪い野郎でも、稽古と勉強だけは怠る事なく続いた
雪さん以外に興味ない
「早く会いてぇな」
着替えと朝食を済ませ、玄関から外に出れば空一面に曇り…という訳でもないのに雪がポツポツと降ってきている
「…雪さん」
目を閉じれば雪さんとの楽しかった事、面白かった事
そして最後のあの日の事
その全ての言葉は、今もまだ心に残っており忘れる事はない
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きら(プロフ) - プスメラウィッチさん» はじめまして。コメントありがとうございます。はい、五条悟オチでいかせてもらう予定です。ただ、初作品なので展開が壊滅的かもですがボチボチ頑張っていきたいです笑 (2021年5月19日 6時) (レス) id: fbed03d99e (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月18日 21時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きら | 作成日時:2021年4月25日 5時