↓ ページ17
,
,
,
クラレと名乗った男性は俺に分かるように丁寧に説明をした。
撃たれた腹部はこれから先も跡に残ってしまうこと。
塞いだは塞げたが、かなり危なかったとのこと。
ほかにも骨折や外傷があったこと。
でも生きていたことがキセキだったらしい。
kr「あともう一つあるんだけど…それはゾム君が来てからにしようか…」
そこからゾムが返ってくるまで会話の一つもなかった。
ただそこの空間に流れるのは無だった。
しばらくして扉の開く音がした。
顔を上げるとそこには
zm「兄ちゃん!!」
持っていた袋を投げ飛ばし俺に抱き着く
kr「おっとっ!ゾム君、そんなに抱きしめると傷口が開いてしまうよ?
起きてうれしいのはわかるけど、離してあげてね」
zm「お、おん…」
分かりやすく落ち込んでしまったゾムにクスッと笑みが出る。
『優しく抱きしめてくれへん?』
そう言うとゾムは震える手で抱きしめてくれた。
kr「嬉しそうなところを突き落とすようなことはしたくないんだけども…君ら、軍人を目指していたんだよね?」
『は、はい…』
kr「ゾム君はそのままその目標に進んでいける。けど…Aくん。君は少しむずかしそうだなんだ…」
『…は?』
kr「君は致命傷を負った体。内臓もそこそこ傷ついてたんだ。その体でキツイ訓練なんてしたら…」
『…』
zm「それじゃ…兄ちゃんとずっとおられへん!」
kr「…この国を出てずっと西に向かったところに我々国という国があってね。そこの総統と知り合いなんだ。その国はとてもいい人たちが集まるところでね。訳を言えば入れてもらえるかもしれない。」
『そか…』
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
『あの時はうそをついてここに置いてもらったけど…これがほんとの訳や…』
gr「そうか…」
『ごめんな…嘘ついてもうて…』
そう言うとグルちゃんは黙りこくってしまった。
グルちゃんはきっとあんな嘘見抜いていた。それなのに今までその嘘について触れてこなかった。
『優しいな…っ!』
グルちゃんはそんな俺の頭に手を伸ばして撫でてくれた。
ﾎﾟﾛｯ
いつしかぶりの涙を流す。
今日は気のすむまで泣こう…
もう、なにも隠すことは無い…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 540人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠姫(プロフ) - タエさんがガハハっていうの見て笑ってしまったw() (2021年1月24日 11時) (
レス) id: c18a483a39 (このIDを非表示/違反報告)
COSMOS - 日営って見た時からもう察してしまった()sngmさん最初trzさんかなって思ってしまった(･ω･｀*) (2021年1月19日 22時) (レス) id: 5fd5584723 (このIDを非表示/違反報告)
蒼鉛 - えー、と、好きです。 (2021年1月18日 20時) (レス) id: 0d8498869d (このIDを非表示/違反報告)
COSMOS - はえ〜...夢主にそんな過去があったとは...だから戦えないんですね...あと最後のgrさんが優しすぎりゅぅ... (2021年1月14日 21時) (レス) id: 5fd5584723 (このIDを非表示/違反報告)
姉貴(プロフ) - COSMOSさん» 本当ですか?!今すぐにでも直してきます!!これからもよしくお願いします!!頑張りますね！ (2021年1月11日 23時) (レス) id: db5ace864b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姉貴 | 作成日時：2021年1月10日 1時
