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tn「…ほら、もう時間や。今日はもうお終いにして帰ろか。
送っていくで。それでも一応いい所のお嬢様なんやろ?」
gr「…おん……。」
納得のいってなさそうな顔で小さく返事をしたグルッペンに背を向け、扉の外で待つ。
グルッペンが出てくるのを確認したところで、扉を閉め鍵をする。
特に会話をすることも無く、グルッぺンの横を歩く。
真顔の彼女もそうだが、どんな表情でも彼女はとても美しい。
笑った顔、泣いた顔、拗ねた顔。
昔から見てきたが、未だに彼女より美しい女性を見たことがない。
その笑顔を、その泣き顔を、他の男性に見せないで欲しい。
ずっと…私のためだけに横にいて欲しい。
そんなことを彼女に言えば喜ぶだろうか。
いや、きっと喜ぶだろう。
あんなに私にアプローチしてくるほどなのだから。
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作者名：チョコチップメロンパン | 作成日時：2020年10月14日 2時
