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ーその日の夜ー
今日の仕事を全て終え、家に向かって足を進める。
明日も仕事なので、さっさと風呂に入って早く寝ようと考えていた。
小(そういえば、このシチュエーションあの夢に似てるな……)
夢の通りに行けば、約20mぐらい先にある曲がり角を曲がると……
.
小「……んな事あるわけ無いやん。」
首を横に振りながら自分に言い聞かせるように呟く。
重『もしかして、正夢になったりしてな。』
昼間、重岡が冗談で言った一言が頭をよぎる。
いやいや、あんなこと現実に起こるわけが無い。非現実的だ。マンガの世界じゃあるまいし。大体あれは単なる夢ではないか。単なる夢に対して何故こんなに臆病になっているのか。
頭ではそう思っているのに、何故だか体は歩くことを止めてしまった。
背中をツーー、と伝う冷や汗、
鉛のように重くなって動かない足、
荒くなる呼吸に早くなる鼓動。
.
これ以上進むことを体が異常な程に拒絶していた。
本能が『行くな』と警鐘を鳴らしている。
.
行かなきゃいけない。行ってはいけない。
意思と行動が噛み合わず、その場で立ち往生していると……
.
.
?『なぁ。』
何者かに肩を掴まれた。
.
※名前変えました。
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ひな(プロフ) - ジャニスト×ホラーってあんまりないから新鮮!更新がんばってください( ^ω^ ) (2018年1月18日 22時) (レス) id: 6122dd8a09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:橘あづさ | 作成日時:2017年11月25日 22時