〔暗殺教室〕Ｅ組の暗殺者 (ページ24)

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２２２時間目ページ24

動きが全然見えない

規格外の戦いが続く

見えていないけど分かる…

殺せんせーが

殺せんせー以上の速さを持つ二代目と

その援護をする頭の切れる柳沢

この２人に圧倒的に押されていると。

「絶望だろうモルモット!!
２人×触手×天才×憎悪の力!!
おまえごときの力をとうに超えているぞ！！」

手も足も出せない

圧倒的な力を前に

私たちも気圧され、落胆させられそうになる

『っ…』

殺せんせーの足手まといで、最大の…

「…かわし…始めてる？」

『！』

俯いていた顔を上げ

改めて殺せんせーの動きに注目して音速の死闘を見る

柳沢の左目が光ると

殺せんせーは足元の土を蹴り上げ盾となる壁を作り

二代目との間合いを殺せんせーの方から詰めて

自身の触手で攻撃をいなして威力を殺している

「こればかりはっ
年季の差です！」

敵わない強敵達に対し経験則と工夫で戦う…

決してその手足を止めず、動き続ける

「行動は変化を招く」。

『…』

二代目と柳沢の動きが止まり

戦いが一時的に休戦する

「道を外れた生徒には
今から教師の私が責任を取ります。
だが柳沢、君は出て行け
ここは生徒が育つための場所だ
君に立つ資格は無い!!」

「…まだ教師なぞを気取るかモルモット
ならば試してやろう
…わからないか？
我々が何故このタイミングを選んできたのか」

柳沢の後ろにいた二代目が

私たちの前に立った

カラダ中が光っていて私たちをたしかに狙っていた

「守るんだよな？
先生って奴は」

目が眩むほど強い閃光が光った

バケモノの全力の攻撃が撃たれたのだ

けど、私たちにダメージは一切なかった

それはつまり、殺せんせーがその全てを一人で受けたということだ

「「「殺せんせー！！」」」

「教師の鑑だな！モルモット！！
自分１人なら逃げれるだろうこの強撃を
生徒を守るために正面から受けるとは！！
さぁ「二代目」、次だ」

柳沢の合図で二代目が今度は私たちの右へ回った

殺せんせーが私たちの前へ出る

槍のようなエネルギーの塊りが殺せんせーに刺さる

限界が近い殺せんせーの口から逆流した液体が溢れる

「標的と生徒がいっしょにいれば
こうなるのは当然の答えだ
不正解だったんだよ
今夜此処に入って来たおまえ等の選択はな！」

…

「やめろ柳沢！
これ以上生徒を巻き添えにするな！」

柳沢達より先にここに居た烏間先生が銃を構え柳沢を制そうとするが

柳沢はそれを聞かず烏間先生を触手で吹っ飛ばした