186歩目 ページ37
「Aちゃーん！
待っとったよ！」
あの後、エリちゃんの容態が落ち着いたのを見た私は、
相澤先生たちに一言断って、
歩きながら少し離れた所にあるＡ組の寮に戻って来た。
すぐに私が入ってきたことに気付いた麗日さんは
私の方に駆け寄ってくると、すぐに私の腕をし引いて
ソファに座らせた。
目の前のテーブルには、
グツグツと音を立てながら温められているいくつもの鍋と
様々な飲み物や切り揃えられた新鮮な野菜が置かれていた。
そして私が八百万さんから飲み物が入ったコップを受け取ると
1人立っていた飯田くんが、大声で
「インターン意見交換会」兼「始業一発気合入魂鍋パだぜ！！」会
開始の号令をかけた。
『…もしかして、待ってたの？』
皆がワイワイとテーブルの上の鍋から
各々好きなように肉や野菜をつまんでいく中
隣に座る麗日さんにそう聞くと、
麗日さんはニコッと笑って言った
「うん！だって皆で一緒に食べた方が美味しいやろ！！」
『…ん』
「暖かくなったら、もうウチら２年生だね」
「あっという間ね」
「怒涛だった」
「後輩できちゃうねぇ」
耳郎さんの言葉をきっかけに
周りのみんなが、徐々に近づいて来た将来の話しにはなをさかせる
「君たち！
まだ約三か月残ってるぞ！
期末が控えていることも忘れずに！！」
「やめろ飯田！
鍋が不味くなる！！」
「味は変わんねぇぞ」
「お、お前…
それもう天然とかじゃなくね…！」
「皮肉でしょ。
「期末慌ててんの」って」
「高度！！」
『…フフ』
「ところでさぁ！
蓮郭ちゃんと轟くんは何か進展会ったの？！」
「私も知りたい！！」
「ホント好きだな、お前ら…」
『えっと…
轟くんの家に招待されたね』
「「マジで！！？」」
「本当かよ？！轟！！」
「ああ。姉さんが友達を紹介して欲しいって」
「冬美さんの料理凄くおいしかったよ！」
「おい半分野郎、早く四川麻婆のレシピ教えろや」
私が葉隠さんの質問に答えた話の中に
緑谷くんと爆豪くんが自然と入って来たのを見て
一部の人達が、小さく困惑したようにかたまった。
「え、もしかしてそれって…
緑谷と爆豪も居たの？」
『え、うん』
「違うよ！！そういうのじゃなくて、
蓮郭ちゃんと轟くん二人だけの話が聞きたいの！！」
『ああ、そういうことね。
…それなら、ないかな』
「「ないのかよー！！」」
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雪(プロフ) - 猫さん» 猫様様ーありがとうございます！原作の展開に溶け込めるよう進めて参りますー (2023年4月28日 3時) (
レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» koyuki_ko_deria様様ー今更ながらかしこまりましたー！頑張ります！！ (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 水無月輝さん» 水無月輝様様ーコメントありがとうございます！ゆったりしてたらもうすっかりアニメと並んでしまいました笑アニオリがあまり無かったので、ＨＬＢとスマイリーの話を書けたらなあって思ってます (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - お餅さん» お餅様様ーありがとうございます！本誌・コミックが大変な事になってきてますが負けじと頑張ります笑 (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白かったです！！本編このまま進めて欲しいです！！ (2022年3月27日 16時) (レス) id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時：2021年8月27日 7時
