170歩目 ページ21
新年が明け、
数時間前に通形先輩とエリちゃん、そして相澤先生に見送ってもらった私は、
今上空から、
エンデヴァーさんが追いかける
ビルが立ち並ぶオフィス街の間を悠々と
”個性”で吸収したガラスでできた水晶の大玉に乗る老人の後を追跡している。
老人は、まるで政治家の演説のように
どこか宗教めいた台詞を叫んでいる。
「終焉の時は近い！！」
老人の”個性”にビルのガラス窓が吸収されたことで
ビルの中からは突然の気圧の変化によって外へ吸い込まれた多くの書類が飛び出している
そして老人の真上に一回り大きなガラスの水晶玉が形成された
「いざ、炙り出さん！
冥王の使いよ出でよ！！」
放られた水晶玉に
赤い炎が矢のごとく突き刺さり
「”赫灼熱拳”！！」
ガラスでできた水晶玉は
エンデヴァーさんの業火に焼き飛ばされた。
私は、そんなエンデヴァーさんの迅速な対応に感心しながら
焼け落ちて行っている高熱を帯びるガラスの塊が
公道に被害を出す前に”カベ”でそれをせき止める。
すると
老人が路地裏に逃げ込んでいったのが視界に写った
すぐさまエンデヴァーさんが老人をまた追いかける
『！』
真っ直ぐに続く建物と建物間の狭い道の先に
パイプなどを持って
エンデヴァーさんが通り過ぎるのを待ち構えている３人の男の人達を見つけた。
なので、
即自分の足元の”カベ”を自身の身体と一緒に傾け
狙いをつけ、”バネ”に変形させた足場を弾み
弾丸の速さで男たちの捕獲へ向かう
鉄パイプを持つ男の手元に私の右手が届くかというところで
視界の横から入って来た赤い羽根が
私より先にその男と他の２人の男をそのままかっさらっていった
「あれ？
ああ！インターンか！
ごめん、
俺の方がちょっと速かった」
「ホークス？！」
私とは別方向から先回りしてきた緑谷くんが
突然光のような速さで現れたNO．２ヒーロー、
ホークスとのすれ違いざまにそう驚いたように言った。
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雪(プロフ) - 猫さん» 猫様様ーありがとうございます！原作の展開に溶け込めるよう進めて参りますー (2023年4月28日 3時) (
レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» koyuki_ko_deria様様ー今更ながらかしこまりましたー！頑張ります！！ (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 水無月輝さん» 水無月輝様様ーコメントありがとうございます！ゆったりしてたらもうすっかりアニメと並んでしまいました笑アニオリがあまり無かったので、ＨＬＢとスマイリーの話を書けたらなあって思ってます (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - お餅さん» お餅様様ーありがとうございます！本誌・コミックが大変な事になってきてますが負けじと頑張ります笑 (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白かったです！！本編このまま進めて欲しいです！！ (2022年3月27日 16時) (レス) id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時：2021年8月27日 7時
