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緑谷side
まだ周りのガヤガヤが収まりきらないなか
インタビュアー役のＭｔ．レディは
わざとらしく咳ばらいをしてインタビューを続けた
「さて気を取り直して！
今この場で必殺技を披露してもらってもいいですか？」
『あ、はい。
私の”個性”で出来ることはいくつかありまして、
まず…』
自分の右手を見ながらＭｔ．レディのインタビューに
応える蓮郭さんが、
ふと彼女が立つステージの下にいる轟くんと目を合わせた
そのアイコンタクトを受けた轟くんは、
一番前の列まで歩いていくと
右手を大きく振って
蓮郭さんに向けて”氷”をはなった
「轟くん？！」
周りが轟くんの突然の行動に驚くが、
蓮郭さんは冷静さを取り乱すことなく
静かに右手を前に出し、
その右手の前で”氷”を止めた
『まずこれが、”カベ”。
主に被害の規模を防ぐための防御シートや
このように相手の攻撃から身を守るためのバリアとして使います』
すると蓮郭さんは次に
”カベ”の前にやっていた右手を右に動かし掌を上にして
ステージから見て右側にいる上鳴くんの方を見た。
『ん…』
「？…！、行くぜぇ１０万ボルト！！」
上鳴くんは初めはその目線の意図が分かっていなかったようだが、
何かにピンッと気が付いたような顔をすると
人差し指をさした右手を蓮郭さんに向けて
その指先から”電流”をはなった
その”電流”はステージにとどくまえに
なにかに捕まったかのように空中に留まった
一定の範囲内でビリビリと稲妻が断続的に光る
『これが”ハコ”です。
これもまた被害を抑えるためと、
相手を捕らえるために使います。
そして、最後に…』
そう言葉を途中で切るように言った蓮郭さんは
ステージの前にある”氷”のカベを空高く”個性”で持ち上げると
足元をトランポリンのように一蹴りで弾み一気に飛び上がった。
そして彼女は右手を上へ振りあげ、
左手をギュッと握った
それらに従うように、
同じところに留まっていた電流のかたまりが彼女の頭上にあがっていき
それが着くのとほぼ同時に
彼女が向かう先にある”氷”のカベが握りつぶされたように
粉砕され、小さい結晶となった。
蓮郭さんの周りを何度も瞬間的に光る稲光と
太陽の光に反射されキラキラと瞬き落ちていく氷の結晶が
空中に立ち止まっている彼女を
まるで照明のように輝かせる。
僕達はそんな彼女の素敵なパフォーマンスに
すっかり目を奪われていた。
『今のが”バネ”です』
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雪(プロフ) - 猫さん» 猫様様ーありがとうございます！原作の展開に溶け込めるよう進めて参りますー (2023年4月28日 3時) (
レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - koyuki_ko_deriaさん» koyuki_ko_deria様様ー今更ながらかしこまりましたー！頑張ります！！ (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - 水無月輝さん» 水無月輝様様ーコメントありがとうございます！ゆったりしてたらもうすっかりアニメと並んでしまいました笑アニオリがあまり無かったので、ＨＬＢとスマイリーの話を書けたらなあって思ってます (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - お餅さん» お餅様様ーありがとうございます！本誌・コミックが大変な事になってきてますが負けじと頑張ります笑 (2023年4月28日 3時) (レス) id: e9458078f6 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - 面白かったです！！本編このまま進めて欲しいです！！ (2022年3月27日 16時) (レス) id: 159bb94574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作者ホームページ：http://commu.nosv.org/p/nomura
作成日時：2021年8月27日 7時
