1人の有精卵２（僕のヒーローアカデミア） (ページ44)

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その翌日の始業式の日、

仮免試験を得たその日の夜にケンカ騒動を起こし、

相澤先生から謹慎処分を受けた

緑谷くんと爆豪くんを置いて、

私たちは学校に登校した。

そして全校集会で根津校長の長いお話を聞いて、

その他の先生方からのお知らせを聞いた後、

私たちは教室に戻り、

相澤先生から根津校長のお話にもあった、

郊外でのヒーロー活動、ヒーローインターンについての話がされた。

職場体験の本格版…

しかし、相次いで起きたトラブルの懸念もあり、

今年の１年の実施はまだ検討中のようだ。

「蓮郭ちゃんはまたエンデヴァーの所に行くの？！」

『まあ、またスカウトがあったらかな…』

「引く手あまただから選び放題でいいよなぁ」

『…』

・

・

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その３日後、

緑谷君の謹慎がとけたその日の朝、

相澤先生から再びインターンの話がされた。

現雄英トップの３年生の３人、

通称「ビック３」の先輩方も一緒になって。

相澤先生の指示で、その先輩方が１人ずつ自己紹介していく

「…っ」

１人目の、ポケットに両手をつっこんだ

姿勢が猫背になってずっと下を俯いている青い髪の先輩が

鋭い目つきをした。

教室中に緊張が迸る。

しかし、

「ダメだ…」

ガタガタ震え出したその先輩がバッと後ろを向き

私たちに背を向けたので、

緊張が急に戸惑いへと変わった。

人見知りなのだろうか…

「は！聞いて！天喰くん！
そういうのってノミの心臓って言うんだって！！
ねえ人間なのにねぇ！ふしぎー！

彼はノミの天喰環。
それで私が波動ねじれ！
今日はインターンについて皆にお話して欲しいと
頼まれてきました！

けどしかし…」

その先輩の代わりに

隣に立っていた女子の先輩が、天喰先輩のと一緒に自己紹介をした。

そのまま話がインターンについて移るかと思ったが、

波動先輩は、Ａ組の皆の気になった所を次々と聞いていく

そのおかげで、話が止まってしまって進まない。

そんな合理性のなさにキレかけていた相澤先生を見かねた

もう一人の金髪の先輩が

空気を切り替えるように前へ出て言った

「ぜんとーーーー…？」

「「「…」」」

「たなーーん！！つってね！
よーし！つかみは大失敗だ！！
はっはっはっはは！！」

そして、めちゃくちゃおおすべりした…