1人の有精卵２（僕のヒーローアカデミア） (ページ34)

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８３歩目ページ34

「イレイザー？
イレイザーじゃないか！！」

バスの前に溜まったままの私たちのところに

今度は知らない女性がやってきた。

緑谷くんの話を聞くに、

その人は、プロヒーローのMs．ジョークだそうだ。

相澤先生とジョークさんの会話は漫才のようで

どこかおもしろい…

特にテンションの差の激しさが…

するとジョークさんが担当している学校、

傑物学園の人たちがぞろぞろとやってきた

「俺は真堂！
今年の雄英は、トラブル続きで大変だったね。

しかし、君たちは、
こうしてヒーローを志し続けているんだね！
素晴らしいよ！」

その学校の1人の男子生徒が

前に並ぶ緑谷くんたちの手を握っていきながら

笑顔でそう言ってきた

「不屈の心こそ！これからのヒーローが持つべき素養だと思うよ！！」

するとその人は、

爆豪くんに的を当てて、

笑顔ながらも、どこかトゲのある言葉で彼に話しかけ、

握手を求めた

だが、爆豪くんはそれを振り払った。

「すかしてんじゃねぇ。
セリフとツラが合ってねえんだよ…」

彼のその言葉を聞いた真堂さんの目が一瞬だけ鋭くなった。

「おい！コスチュームに着替えてから説明会だぞ。
時間を無駄にするな」

「「「はい！」」」

『…なんか始まる前から疲れた』

「あー、まあ濃い人達がたくさん来たからねー」

「でも改めて思うと、やっぱ俺たちって有名人だよなー」

「たしかに！」

『…』

有名人、ね…