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その後、勇利は部屋へ戻り、ここで私はヴィクトルと二人きりになった。

ヴィクトル「まさかここで君に会えるなんて」

貴「一応初対面ですよ」

ヴィクトル「シニアに上がってくれれば、僕と戦えたのに...」

残念そうにするヴィクトル。

貴「そうですね...」

まぁ、理由がないわけじゃない。

今までの話の流れ的に自分がスケートをやめた理由は一つだ。

ヴィクトル「なぜ、ジュニアでやめてしまったんだい?」

貴「...ナイショです」

私はにこりと微笑む。

理由は...めんどくさいから

これを続ければ、自分が自由になる時間が減る。

それが嫌でやめたんだ。

ヴィクトル「えぇ!なんで!僕は君を妹のように愛していたのに!!」

貴「あの!大会でも会ったことないのに妹にするのやめていただけます?」

ヴィクトル「...だってニュースでも言ってたよ?
  こんな天才は僕と君ぐらいだって...もしかしたら兄妹なのでは?!って」

ロシアではそんなニュースが?

貴「顔が全然違いますよ。年齢も離れすぎです。というかもう一度言います。
  ...”初対面です!!”」

ヴィクトルは残念そうな表情をしていた。

貴「...勇利さんが言っていたんです。」

ヴィクトルは俯いていた顔をあげた。

貴「”僕にはヴィクトルのほかに憧れの選手がもう一人いる”と」

私は一つため息をつき

貴「その選手は16のとき、大会で怪我をし、スケートをやめた。最後に滑った曲は”魔王”」

ヴィクトルは驚いた表情を見せ

ヴィクトル「君の事じゃないか。復帰は考えないのかい?」

貴「今のところは予定はないです。」

ヴィクトル「勇利は君がその選手であることを知っているのかい?」

貴「知らないです」

私はそう言い放つ。

すると

勇利「二人ともここで何してるの?」

勇利さんが心配そうな表情で入ってきた。

貴「世間話ですよ」

私は微笑を向け、答えた。

勇利「そうだ、ヴィクトル。部屋用意できたよ」

ヴィクトル「なら案内して、おいでマッカチン」

ヴィクトルは私にひらりと手を振り、この部屋を出ていった。

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設定タグ:ユーリ!!!onice , 女主 , 勝生勇利   
作品ジャンル:アニメ
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オブジェ(元はるかわ)(プロフ) - 続き楽しみです!頑張ってください! (2017年3月17日 19時) (レス) id: 58695a87c5 (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 凜(*´∀`)さん» ご指摘ありがとうございます!!ほんっと最近私どこか抜けているところが多くて...指摘してくださるととても助かります!! (2017年2月22日 0時) (レス) id: d3c8809aaa (このIDを非表示/違反報告)
凜(*´∀`)(プロフ) - ヴィヴァルディの四季ですよね?更新頑張って下さい!続き楽しみにしてます! (2017年2月19日 23時) (レス) id: f3f96d778f (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - Sakuraさん» すみません、打ち間違いです。ご指摘ありがとうございます!! (2017年1月1日 23時) (レス) id: 8470d5ec2a (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - 「リンクメイト」が「リングメイト」になってますよー!あと、ヴィクトル「ニキフォルフ」じゃなくて、「ニキフォロフ」です。これからの展開楽しみにしてます!更新ファイトです! (2016年12月30日 20時) (レス) id: cf1746ec9f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:純情ぺてん師 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/  
作成日時:2016年12月21日 16時

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