22歳 ページ49
「職務中にナンパか？？」
視界に入った私を見て、眉間にシワを寄せるサングラスの男性。これが世に言うイケメンなのね。なかなか女性にちやほやされていそうな顔をしているじゃない。
「違う違うｯ！」
弁解をしようとしている萩原さん。
どちらかと言えばナンパではなく、
「逆ナンパです」
私の発言にサングラスの男性はキョトンとする。
「警視庁でか？？」
「はい」
あわあわと慌てる萩原さん。私の視界には妙な発言に対して怒りを抑えてふるふると拳を震わせている佐々木が見える。
「私の知らないこと、あれやこれやと親切に教えていただきましたのよ」
少し照れたように言えば、嫌な予感がしたのか萩原さんの顔は真っ青になる。
そして、佐々木は顔を真っ赤にさせる。
「ハギ！！！」
「お嬢様！！！」
萩原さんに怒りをぶつけるかのように叫ぶサングラスの男性。そして、私に対して怒りをぶつける佐々木。
佐々木とサングラスの男性の叫びがかぶる。
佐々木の声にビックリした男性が驚いたかのように佐々木を見つめる。
「またそうやって殿方を揶揄うのはお止めください！」
電話を終えた風見さんがこちらへ戻ってくる。
「風見さん然り、安室さん然り...そして今度は萩原さんですか！！」
「ごめんなさい、今度から一人に決めますわ」
「そういう問題じゃないんです！」
なんの話か察しがついた様子の風見さん。私と目が合うと目をそらす。
「風見さんに助けを求めないでくださいお嬢様」
風見さんは私の味方なのよ？？
五月蝿い佐々木に嫌気をさしながらサングラスの男性を見ると男性は私に怒る佐々木に驚いている。
「お嬢様」
佐々木の声に背筋を伸ばす。
「帰りましょう」
「え？」
私の手を取る佐々木。なんやかんや紳士的に対応してくれる。
「え...風見さんは...？？」
「風見さんはお仕事中です。お邪魔をしないでください」
ぷくぅと膨れる私に対し風見さんは苦笑いを浮かべて胸の近くで小さく手を振ってくれた。
私も笑みを向け、上品に手を振った。
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ぽんちゃん(プロフ) - 外出先で、殺人事件発生し、コナンと出会い、さっそく、疑われ、尋問、盗聴器、発信器とか、誘拐して尋問する為の麻酔銃使用？とかありそう (2020年7月10日 3時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 玲音rateさん» ありがとうございます！！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: c3f6e056d5 (このIDを非表示/違反報告)
玲音rate(プロフ) - コメント失礼します！毎回楽しく読ませて貰っています！27ページの工藤新一の新が進になっていますよ！更新楽しみにしてます♪ (2020年7月9日 22時) (レス) id: bbf9ab5670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2020年6月22日 22時
