22歳 ページ47
喫煙所と呼ばれるところに来たわ。
お兄さんは白い棒状のものをくわえ、先端に火を着けた。そして、鼻から空気を入れると口から息を吐く。
「どう？勉強になった？？」
「とっても！」
満足そうな私を見て微笑む男性。
「お兄さんは警察官？」
きっと警視庁にいるのだから警察官なのだろう。
「そうそう」
「どこの方なの？？」
「警備部機動隊の爆処ってとこ」
「お兄さん、爆発物を処理できるの？」
少し小馬鹿にしたように聞こえたかしら？別にそんなに深い意味は無いのよ。
「そーだよ。そう言えば、お嬢さんお名前は？？」
「平滝Aよ」
すると目の前の男性の動きが一瞬静止する。
「平滝家の？？」
「そうよ」
「長女？」
「そうよ？あなたこそ、お名前は？」
男性は口から煙草を離すと
「萩原研二、よろしくね」
萩原さんね。
萩原さんは先程着けたばかりの煙草の火を消すと私の背中を押して、喫煙所を出た。
「煙草の煙は体に良くないよ」
それを吸っていた本人が言う台詞なの？？
萩原さんに連れられ、喫煙所前の広間のような所で寛ぐ。
「君、何年か前に会ったことあるよね」
萩原さんにそう言われて思い返して見る。
私が外出するのは数少ない。そこでの人との出会いを思い返せば、警視庁警備部機動隊の方とお話ししたのは私が15歳の頃。その時の爆発物処理藩の方が軽装だったものだからある程度印象は残っている。
「軽装で爆発物を処理しようとしてた方？ビルの前でお話ししましたわね」
「やっぱりそんな風に覚えられているんだね..」
少しガッカリした様子の萩原さん。
「生きていましたのね」
なんて言えば更に泣きそうな顔をする。
「君との会話を聞いていた仲間が俺に無理矢理防護服を着せたんだよ。ほんと..あのときは着て良かったよ。」
「猿も木から落ちたのね」
「そ。解体できた！と思ってたら爆発3秒前になってカウントダウンが始まって、結局失敗に終わったよ。」
爆発物を処理するの失敗したという事実はあまりよろしくない現実なのよ？しっかり反省なさってほしいわ。
「一命は取り留めたもののありとあらゆるところの骨が折れちゃってあのあと大変だったなぁ」
呑気に過去を振り返っている萩原さん。話を詳しく聞くとリハビリに学生時代の友人が付き合ってくれたそう。
「お嬢様！！！！！」
リハビリ期間の友人とのいい話を聞いていると遠くから佐々木の声が聞こえた。
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ぽんちゃん(プロフ) - 外出先で、殺人事件発生し、コナンと出会い、さっそく、疑われ、尋問、盗聴器、発信器とか、誘拐して尋問する為の麻酔銃使用？とかありそう (2020年7月10日 3時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 玲音rateさん» ありがとうございます！！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: c3f6e056d5 (このIDを非表示/違反報告)
玲音rate(プロフ) - コメント失礼します！毎回楽しく読ませて貰っています！27ページの工藤新一の新が進になっていますよ！更新楽しみにしてます♪ (2020年7月9日 22時) (レス) id: bbf9ab5670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2020年6月22日 22時
