22歳 ページ38
「ごゆっくり」
にこにこ笑顔の店長は別店舗に戻ってしまう。わざわざ私のためにこちらに足を運んでくださったのね。
「平滝家のお嬢様でいらしたんですね」
褐色肌の店員さんが笑顔で話しかけてくる。
「ええ。お初にお目にかかります。平滝Aです」
「秘書兼専属使用人の佐々木です」
「こちらにバイトとして雇用いただいてます、安室透です」
「榎本梓です」
榎本さんと安室さんは綺麗な笑顔を作る。
「あなたの髪と瞳、変わった色をしているのね」
私は彼の髪に少し触れる。さらっと揺れる髪は太陽の光に反射するとキラリと光る。
「お嬢様、そのような発言は良くないですよ」
「あら、なぜ？私たちと違う髪と瞳よ？？」
佐々木は怪訝な顔を向ける。少し良くない発言をしたかしら？？榎本さんは哀しそうな表情をし、安室さんは少し驚いた表情をしている。
「いいじゃない。皆と違うのは。それが個性というものでしょう？？私なんか一歩外の世界に出てみれば皆と同じ顔をしているんですもの。」
皆同じ黒髪黒瞳。そして、黄色い肌。
それはまるで...
「鏡に囲まれているみたいだわ」
安室さんの髪を撫でる。羨ましいのよ。人と違うのは。
これは私の考えであって誰にも口出しさせないわ。
「お嬢様...」
佐々木は何か言いたそう。一方、安室さんは私から目線を外して頬をピンクに染める。
「安室さん、あなたは素敵よ」
なんて言えば、佐々木は顔を真っ赤にして大きな声をあげる。
「お嬢様！揶揄うのはおやめください！」
私の意図を察したのか佐々木は安室さんから私を離そうとする。風見さんみたく、この方、いい反応をくれるのよ。
「お嬢様、風見さんもそうですがそうやって人を揶揄わないでください。相手が男なのがなおたちが悪いです」
そんなに言わなくってもいいんじゃなくて？？
私はむすぅっとしてカウンター席に腰を下ろし、ハムサンドを食べるのを再開する。
「私には榎本さんだけよ」
「ありがとうございます？？」
イマイチ状況が理解できていない榎本さんは不思議そうな顔を佐々木に向けた。佐々木は大きくため息をついて、安室さんに謝罪を述べた。
「安室様、すみません」
「いえいえ、お気になさらず」
佐々木は私を横目で見る。
「本当はお嬢様がご自分で謝罪の言葉を並べなければならないのですよ？」
「なぜよ。別に減るもんじゃないんだから。ねえ？榎本さん」
「ん？えぇ...はい？？」
榎本さんはいきなり話をふられて人生で一番戸惑った
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ぽんちゃん(プロフ) - 外出先で、殺人事件発生し、コナンと出会い、さっそく、疑われ、尋問、盗聴器、発信器とか、誘拐して尋問する為の麻酔銃使用？とかありそう (2020年7月10日 3時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 玲音rateさん» ありがとうございます！！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: c3f6e056d5 (このIDを非表示/違反報告)
玲音rate(プロフ) - コメント失礼します！毎回楽しく読ませて貰っています！27ページの工藤新一の新が進になっていますよ！更新楽しみにしてます♪ (2020年7月9日 22時) (レス) id: bbf9ab5670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2020年6月22日 22時
