22歳 ページ27
鈴木家御一行との小さなパーティが始まった。
「そういえば！私、園子ちゃんのクラスメイトの高校生探偵のお話が聞きたいわ！！」
「あーもう！分かったからはしゃがないで！」
軽く食事を取ってからのティータイム。
園子ちゃんは17歳にしてはとても上品なドレスを身に纏っている。
「あたしの通っている帝丹高校二年生に工藤新一っていう男がいるのよ。そいつが今、世間で名を馳せている高校生探偵ね」
「へぇ！！やっぱり賢いの？」
「そりゃあね。ビックリするほど頭の回転が早い奴よ。」
どんな人なんだろう。
「あたしの友達に毛利蘭って子がいるんだけど...」
毛利...どこかで聞いた覚えがあるんだけどな。
「蘭の旦那が工藤新一なのよ！」
園子ちゃんが彼らの事を話す時は何時にも増して生き生きしている。
私はふふと笑顔を漏らす。
「園子ちゃんももう17歳かぁ」
「Aさんは結婚しないの？」
結婚...
いやな単語が聞こえてきた。
「佐々木にも言われているのだけれどね。」
苦笑いを浮かべる。私は園子ちゃんを自分の部屋に案内する。
「ここが私の部屋なの」
部屋に園子ちゃんを招き入れるとタンスの引き出しから恐ろしい数の結婚申立をした候補者の資料を取り出す。
「げッ！？何その紙の束」
「私と結婚したいって人のデータよ」
政治家の人もいれば、警察官、弁護士、社長、医者、研究者など様々な職種の人達が立候補してくれている。
「流石にこの量を絞り込めなくて」
何人か候補を減らしていっているものの中々終わりの見えない作業。
園子ちゃんは驚いたのか口が閉まらない。
「ほら、この人とか見て頂戴。警察庁の人間なのよ。しかもまだ27。絶対政略結婚だわ」
こんな風に自分が好きになった人と結婚できないのは愛を感じられないわ。
機会があるならば全員と一度お会いしてデートというものをして考えようと思っているの。
「あ！見て！Aさん！この人イケメンよ！」
園子ちゃんがあるデータを見て、はしゃぐも私には理解できなかった。
「うーん」
「Aお嬢様、園子お嬢様、そろそろ広間の方へお戻りください」
佐々木が私の部屋をノックして、声をかけた。
「そうね、Aさん、戻りましょう」
私はデータをタンスに詰め込んだ。
そして園子ちゃんと一緒に皆のいる部屋に戻った。
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ぽんちゃん(プロフ) - 外出先で、殺人事件発生し、コナンと出会い、さっそく、疑われ、尋問、盗聴器、発信器とか、誘拐して尋問する為の麻酔銃使用？とかありそう (2020年7月10日 3時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 玲音rateさん» ありがとうございます！！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: c3f6e056d5 (このIDを非表示/違反報告)
玲音rate(プロフ) - コメント失礼します！毎回楽しく読ませて貰っています！27ページの工藤新一の新が進になっていますよ！更新楽しみにしてます♪ (2020年7月9日 22時) (レス) id: bbf9ab5670 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2020年6月22日 22時
