20歳 ページ22
パーティ当日。
佐々木に用意されたドレスを着る。女中たちが私に化粧を施す。
「お嬢様！見違えました！」
ぱぁっと表情を明るくさせ私にすがり付く女中。
「お美しいです」
そうかな？？とキョトンとしながら鏡を見つめる。あんまり変わらない気がする。
するとコンコンと部屋をノックする音が聞こえる。
「お嬢様！お客様がお越しですよ」
佐々木の声が聞こえた。
私は扉を開いて、わぁ！っと佐々木を驚かせる。然程驚かなかったのか、佐々木は私を見てボーッとする。
「お綺麗です...お嬢様」
お世辞もくれた。佐々木は私に腕を差し出し、エスコートしてお客様のいる会場まで連れていってくれる。
「本日はお越しいただきありがとうございます」
ふわりとお辞儀をする。
殆どが何処ぞの会社の社長やらなのでおじ様おば様だらけだった。しかし、その中でも私よりも若い少女を見つけた。
「あら、お若いお客様ね？平滝Aよ。よろしくね」
「あたし、鈴木園子！」
鈴木家のお嬢様ね。こんなお若いお嬢様がいたのね。
「本日はおめでとうございます」
礼儀正しく挨拶までしてくれる。
「そんな堅苦しくならなくていいのよ。仲良くしましょう？？」
私にとって同じくらいの年代の子と話すと言うのは初めてだった。それ以前に友達というのが初めてだった。
「あたしね、帝丹中学に通っているのよ」
「へぇ！そこでは何してるの？？」
「知らないの？お勉強よ、お勉強！」
彼女は私に知らない世界を教えてくれた。彼女の話す
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽんちゃん(プロフ) - 外出先で、殺人事件発生し、コナンと出会い、さっそく、疑われ、尋問、盗聴器、発信器とか、誘拐して尋問する為の麻酔銃使用？とかありそう (2020年7月10日 3時) (
レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
純情ぺてん師(プロフ) - 玲音rateさん» ありがとうございます！！ (2020年7月9日 22時) (レス) id: c3f6e056d5 (このIDを非表示/違反報告)
玲音rate(プロフ) - コメント失礼します！毎回楽しく読ませて貰っています！27ページの工藤新一の新が進になっていますよ！更新楽しみにしてます♪ (2020年7月9日 22時) (レス) id: bbf9ab5670 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：純情ぺてん師 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nomuharu261/
作成日時：2020年6月22日 22時
